おはようございます。
素ヱコ農園の松本です。
素-ありのまま、一つ一つの個性をしっかりと生かして、
ヱコ-循環していく
社会を作っていきたいと考えています。
土地を借りた。
耕作放棄地だ。
だいぶ、荒れている。
ビニールは剥がれ放題。
草は生い茂り、おまけに木が、ハウスの中に生えて、貫通してたりする。
ゴミもたくさん、落ちている。
でも、骨格はしっかりしてるし、3.5反あり、まあまあ土地の大きさも広い。
相当大変だけど、数千万円して、ハウスを建てる思いをしたら、ここを自力で修復して、うまく利用した方が、自分にとっても、地域にとっても、所有者にとってもいいはず。
所有者と話をして、了承をもらい、農業委員会とも話をして、今月の中旬には資料を提出して、来月の頭に正式に貸借が決定する。
そういえば、以前、こんなデータをみたことがある。
就農時、特に苦労したことと。
その中で、7割の人が土地探しに苦労していた。
新しく農業を始めた僕も同じで、ばあちゃんの土地があるが、今の土地では十分ではなく、他の土地を探していた。
今回、借りた土地は、元々金柑のハウスだった。
2月ごろに見に行ったことがあって、そのとき金柑の実がなっていた。
5年以上、放置されているから、無農薬・無肥料でしっかりと生きていることになる。
僕が農業をやっている伊万里という場所は、中山間地域と呼ばれる山に囲まれた地形で、まとまった広い土地が、なかなか手に入らない。
そんな中で、こういう土地をうまく使っていくしか新しい農家に道はない。
ばあちゃんの畑を半分借りて、水菜や別の作物を作りながらも、色々考えていた。
そんな中で、自分が2年前に書いたオランダの記事を見返していたときに、オランダの養鶏を思い出した。
オランダの卵は、それぞれ星がついていた。(0個から3個まで)
アニマルウェルフェアの観点で、鶏にとってストレスがない環境で育っているか、どんな餌を食べているかで、星がついている。
日本でも平飼いは行われているが、やっぱり一般的な鶏ははゲージで閉じ込められている。(それが経済的に考えると合理的なんだど)
これは、ちょっと突飛な発想だけど、
今、使われていない金柑のハウスで、鶏を平飼いしたらどうだろうか?
そんなことを考えた。
そこで、平飼いの養鶏を学びたかったので、1週間ほど脊振で平飼いで養鶏をやられている本間農園さんのところでお世話になっていた。
色々学べたことは本当に大きかったと思う。
平飼いは、作業者にとっては、ゲージで飼うより、大変だったけど、要点を抑えて、しっかりと勉強したら、できないことはなさそうだった。
鶏は雑食だ。
虫でも草でもなんでも食べる。
だから、ハウスに放つことで、金柑についてる虫も、周りの草も食べるんじゃないかな。
また、鶏の糞も堆肥になるから、しっかりと有機物を敷き詰めて、糞が直接根っこに当たらないようにしたら、金柑の栄養になる。
また、鶏にとっても、ハウスの中で自由に動き回れるという環境は、ストレスなくのびのび暮らせるはずだ。
まさに、金柑と鶏が、循環していて、相乗効果が生まれるはず。
合鴨農法的な感じかな。
そんな果樹にも鶏にもいい養鶏場が、実現できたら、
素ヱコ的で、いいなと思う。
お金も時間も相当かかるだろう。
でも、これは実現させれたら、めちゃめちゃ面白いと思うので、もうちょっと詰めていきます。
今年までに完成させたい。
大した経験もお金も、大学でがっつり専門的に農業を学んだわけでもない、ないないづくしの私ですが、
できる理由を探していきます。
これ、面白そうなので!!ほんとに!
今後ともよろしくお願いします!!