朝、収穫して、色々片付けて、オーガニックショプへ視察に行った。
前々からずっといきたかった。
一番の目的は、梱包をみるため。
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僕は、一年弱オランダで農業を勉強していたが、そこで一番びっくりしたことがある。
それは、オーガニックに対する考え方だ。
日本では、オーガニックと聞くと、「安心・安全」が謳い文句で、子育て世代のママたちを想像するが、オランダ(ヨーロッパ)では、むしろ若い世代の人がちが積極的に、生活にオーガニックを取り入れていた。
なんで、オーガニックなものを買うんですか?
って、スーパーで聞いて回ったら、みんな口を揃えて、
「地球のため」
って、言っていた。
それ聞いて、かっこいいなって思った。
自分の消費行動が、社会全体にどういう影響を及ぼすのか。
お金を使うことを、投票と捉えている感覚。
日本では、あまり地球のために、と考えて、ものを買うことがなかった。
そこから、僕のオーガニックに対する考え方が変わった。
また、環境問題にも興味を持って、いくつか本を読んでみたりもした。
あ、この本おすすめです。
1975年に書かれた超有名な本ですが、環境問題について、小説として書かれていて、素人でもわかりやすく、面白いです。
さて、前置きが長くなりましたが、オーガニックをやる理由は、環境のため。
なるだけ、ゴミを減らさないといけない。
以前の日記にも少し書いたことがあるが、包装が問題だ。
農家をしていて、なるだけ、新鮮なままに野菜を届けたい。
ゴミになるから、なるだけプラスチックを使いたくないが、どうしても新鮮なままお客さんに野菜に野菜を届けようと思ったら、プラスチックで包装するしか、今のところ打ち手がない。
他のオーガニックショップでは、どのようにして野菜を届けているのか、知りたかったので、視察に行った。
(こうやって、平日でも自分で勉強の時間を作りやすいのが、農家の利点かもしれない。)
結論から言うと、オーガニックショップでは、野菜の包装に、ビニールを使っていた。
鮮度を保つためには、仕方ないことだと思う。
ただ、勉強になったことがたくさんある。
やはり、現場に行って、勉強するっていうのはよかった。
その一つが、蜜蝋。
こんな蜜蝋の使い方があるのかとびっくりした。
ビー・ラップと言って、ドイツでは、ラップなどの代わりに使われていて、すごく人気を博しているとか。
一緒に行ったオーガニックのことを勉強している友人から教えてもらった。
面白い。
雑草をお茶にして、売ってたり。
他にも、このエコバック。
頑丈な米袋を利用してて、なんか、お洒落だった。
もし機会があれば、作ってみようかな。
その他、商品のラインナップや値段設定など、普通のスーパーとは違う点が多々あって、面白かった。
色々アイデアもらった感じがする。
また、一緒に行った友人が、いろんなことを教えてくれたことが、さらに大きかった。
いくつか、パクれそうなところがあったので、やってみたい。
その後、faebookでコメントしてくれた太良の明日花園さんにお邪魔して、色々話を聞いた。
何十年と農業に向き合って、深く深く技術を磨いてこられた農業の話は非常に勉強になった。
農薬を使わないでも、ダニが寄ってこなかったというアミノ酸の液を20Lいただいた。
明日花園さんの話は、非常にクリティカルで、面白くて、ついつい長居してしまって、夕食までご馳走になってしまった。
土壌分析が、普及所でタダでやってもらえることも知らなかったので、早速タダでやってもらいます。
やはり数字で、管理してた方がいいなって思った。
ありがとうございます。
アミノ酸も、試してみます。
一人で黙々やるのもいいけど、こうして人から情報を得て、それを素直に実践した方が、自分の目的に早くたどり着けるなって強く感じた日でした。
いいひとに囲まれてます。
本当に。
あとはやるだけです!僕自身が。
手と足、動かしていきます!!