おはようございます。
養鶏場は、台風の被害も少なく、なんとか無事でした。
正直、僕はまだ経験が浅く、台風の被害に遭った人を見たことも少なくどんな対策をとったらいいのかはまだピンときてないのですが、色々と想像を膨らませながらやりました。
今回、改めて、僕らの仕事は自然の中で、生かされていることを気づきました。
環境あってやれている仕事なので、そこに感謝して、環境に負担をかけないことをやっていきたいですね。
さて、台風明け、早速、ひよこを迎え入れました。
ひよこの育雛には温度管理が大切です。
うちはその温度管理は、電気を使わない微生物の発酵を利用した「堆肥熱育雛」という方法を採用しています。
この方法は養鶏の師匠である脊振の本間農園さんより教わりました。
本間農園さんいはく、この堆肥熱育雛は、全国でも実践しているところが数箇所しかなく、非常に難易度の高い方法です。
本間農園さんは、地元で出る未利用資源をうまく活かして、鶏にストレスをかけない平飼いで、循環型農業を実践されている素晴らしい農園です。
電気やガスを使えば、簡単にあったかくなるのですが、本間さんは、あえてそれを行わず、自然の力をかけてじっくり温めていきます。
藁と糞を混ぜて寝かせておくと勝手に温まるってなんか神秘的だし、とてもエコで自然の恩恵を受けている感じがしてとてもいいなと思い、素ヱコ農園でも堆肥熱育雛に挑戦しています。
毎月やってますが、まだまだ失敗続きです。
でも、回を重ねるごとに精度が上がってきているような気がします。
夜中に見回ると、ひよこちゃんたちは、すやすやと微生物に温められたベットの上で寝てました。
最初の数日が一番大切だと聞くので、しっかりと見回りしながら、育てていきます。
さて、余談ですが、ついでにうちの小さなベイビーちゃんにもひよこを見せました。
うちの赤ちゃんも9ヶ月になったのですが、ひよこを見て、とても喜んでました。
めちゃめちゃ笑って、興味津々で手を伸ばしてました。
いつも可愛がられる方なのに、自分より小さい可愛いものをみて可愛がる方になっていました。
息子の笑顔や初めて見せる仕草を見て、こういう自然が近い環境である田舎での子育てって良いなと思いました。