素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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四葉のクローバと、終わりと始まり

研修最終日だった。

 

コロナの影響で、飛行機が運休になったので、予定より数日だけ早く帰ることになった。

 

僕は、愛知県の最南端の南知多半島にあるミーというマイクロリーフとエディブルフラワーの農家で研修をしている。

4月から、佐賀の伊万里というところで、農業をするため。

このブログではその研修を通じて、考えたことや学んだことを日記として毎日書いていきたい。

 

最終日の仕事はこれ。

 

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4つ葉のクローバの剪定。

 

4つ葉のクローバーは、幸運を呼ぶと言われている。

 

だって、本当に、4つ葉のクローバーが出現するのがレアだからだ。

 

種から育てようと思っても育たない。

 

だから、4つ葉のクローバーは出現した株から増やさないといけない。

 

これから春になる。

 

どんどん増えてくる4つ葉のクローバのために、今の時期に形が悪いものを剪定しなければいけないらしい。

 

作業は難航した。

 

めちゃめちゃ細かいから。

 

真野さんは、この作業が得意な人が絶対いるって、言っていた。

 

社会にうまく適用できてない人や一つのことをめちゃめちゃ突き詰めてしまう人。

 

そして、そんな人たちと一緒に仕事をして、親御さんたちと一緒にレストランに連れて行きたいって語っていた。

 

世の中には得意なこと、不得意なことがあるって思う。

 

こんなのできないって簡単に思うけど、世界は広い。

 

だから、それを信じることが大事なんだなって、真野さんの話を聞いていて思った。

 

 

作業が終わった。

 

「出荷レベルのやつを一つ持ってきて」

 

真野さんが言った。

 

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「はい、これ、キッチンペーパーに畳んで、分厚い本に挟んだら、良いしおりになるよ」

 

「松本くんにラッキーがあるように」

 

粋だ。

 

最後の日に、4つ葉のクローバーを渡してくれるなんて。

 

 

その後、いろんなお話をした。

 

僕が独立してどういう風なことをやっていけば良いか。

 

そして、種をいただいた。

 

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これは、真野さんの師匠、杉崎さんが使っているほうろく菜種油のタネだ。

 

自分の師匠から受け継いだものを、僕に渡してくれて本当に、感激した。

 

この研修でたくさんのものをいただいた。

 

学んだことはたくさんある。

 

ここでそれを書いたら、なんかそれがすごくちっぽけなものになりそうなので、書かない。

 

一番の恩返しは、結果を見せることだと思う。

 

これからの自分の行動で、

自分が作った作物で、

ここで学んだことを表現していきたい。

 

一年後、真野さんとまた会おうとなっている。

 

種を植えて、水を撒いて、収穫して、値段を決めて、売る。

 

自分でもがいてみて、また、真野さんといろんな話ができると思う。

 

ミーでの研修が終わったけど、ここからが始まりだ。

 

よし、やる。