素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

【友達追加】で お得なクーポン配布中
友だち追加

ゲストハウスとホテルの違い、について考えるというお題を出されて。

「ゲストハウスとホテルの違いってなんだと思う?」

 

研修先の農家、真野さんに聞かれた。

 

僕は、愛知県の最南端の南知多半島にあるミーというマイクロリーフとエディブルフラワーの農家、真野さんの元で研修をしている。

4月から、佐賀の伊万里というところで、農業をするため。

このブログではその研修を通じて、考えたことや学んだことを日記として毎日書いてる。

 

僕は、この農場で、研修するにあたって、 ゲストハウスやどかりというところでお世話になっている。

f:id:matsumo_saga:20200311055504j:plain

 

この南知多町は、海がすぐ近くにあって、魚料理が美味しくて、夏場は観光地としてものすごく賑わう。

 

やどかりには、ほぼ、毎日誰か来て、みんなでご飯を食べて、音楽を聞いたり、話をしたりして、賑やかだ。

 

繋がりを大切にしている。

 

木材とかしょっちゅうタダでもらうらしいし、工事とかも無料でしてもらったりするそうだ。

 

 

恩と恩をやり取りしてて、お金が介在していない。

 

ここ面白いから、後日、もっと考えてみたい。

 

毎日、僕の分までご飯を作ってくれる。

 

タコライス、カレー、パスタ、などなどかおりさんの料理はいつも美味しい。

毎日、研修が終わって、家に帰るのが楽しみでしょうがない。

 

そうそう、昨日は、近くの旅館のオーナーが来て、なんとフグ鍋を御馳走してくれた。

だしが最高にうまくて、身がプリプリしてて最高だった。

f:id:matsumo_saga:20200310181900j:plain

 



そして、こういうこと、応援したいから、と、1ヶ月の滞在費も4万円にしてもらった。

 

農場までは、片道10キロという距離、まあまあ遠いが、それを差し引いても、ここに泊まれて最高だ。

(農場は山の上にあり、毎日、坂道を自転車でめちゃめちゃ漕ぐので、下半身が強化されました。 習慣って怖いですね。。)

 

 

僕は、結構、雑で、部屋に畑の土をついたまま上がったり、空調設備をつけっぱなしにしていたことがあった。

 

そう言えば、そういうこと、しょっちゅうお母さんに怒られていた。

 

真野さんに、ゲストハウスで僕が雑に生活していることを怒られた。

 

ほんと、雑な僕が悪い。

 

治そう。

そう思った時に、昨日読んだ本が浮かび上がってきた。

 

note.com

 

能力は使ってないだけ。

 

そう、僕は雑な生き方をしてきた。

僕は雑な人間なのではなく、雑に生きてきただけ、なんとかなる。

 

これから、自分の部屋は、家に帰ってきたら掃除することにする。

 

 

さて、そんなやり取りがあった後半。

 

「ゲストハウスとホテルの違いってなんだと思う?」

 

研修先の農家、真野さんに聞かれた。

 

「(ん、、全然考えたことなかったな、、)わかりません」

 

「じゃあ、今日の終わりに聞くから、考えてて。ゲストハウスは何を売ってて、ホテルは何を売っているのか?一言で表してみて」

 

 

僕は作業中、ずっとそのことについて頭を巡らせていた。

 

そもそも、ホテルって、めちゃめちゃ種類がある。

一泊数十万円のものから、数千円で泊まれるカプセルホテルまで。

 

それらを総括して、ホテルとするのは、少し難問だった。

 

共通項は、宿泊だと思ったが、それだとゲストハウスとなんの差別化もされない。

また、値段とも言えない。カプセルホテルは安いし。

 

僕は、どんな時に、ホテルを使って、どんな時に、ゲストハウスを使うかを考えた。

f:id:matsumo_saga:20200303190342j:plain

東京に行く時は、大体ホテルに泊まる。

 

ゲストハウスは体力を使う。

人と交流をしないといけないから。

 

一方で、ホテルは、しっかりと休める。

ベットはふかふかだし、落ち着く。

 

だから、体力的に余裕がない時は、ホテルを使う。

 

そう考えると、ホテルは、一旦、現実を忘れさせてくれる効果があるなと思った。

 

一方で、ゲストハウスを使うのは、海外に行ったときとか、田舎に行った時に利用する。

田舎のゲストハウスはいい。

だって、その土地、その土地にしかない雰囲気を醸しているから。

 

地元にしかない暮らしがそこにある。

 

そうだ、ゲストハウスは、その地域の<日常>を売り物にしている。

 

一方で、ホテルは、現実から忘れさせてくれる<非日常>を売り物にしている。

 

ゲストハウスが<日常>を売り物にしているということは、そこで暮らしている人たちの<日常>があるわけで、その<日常>が売り物になっている。

 

これから、田舎特有の<日常>というのは、これからどんどん価値が出てくると思う。

世界はどんどん同じ色になっていくし、都会に人口はどんどん集約されていく。

 

2050年には世界の70%の人口が都市部に集約されるというデータをどこかで見たことがある。

 

田舎で農業をするという<日常>はこれまで普通だったかもしれないが、そもそも田舎に人がいいなくなる(住めなくなる)し、農業人口もどんどん減るので、田舎で農業をするという<日常>は多くの人にとって、コンテンツになり得ると思う。

 

田舎で農業をするという<日常>を提供できる人になりたいな

とそんなことを考えていた。

 

ちなみに、真野さんの答えは、ホテルが売ってるものは<サービス>で、ゲストハウスが売ってるものは<体験>でした。

 

確かになと納得。

 

日常、非日常とかちょっとカッコつけたこと言って、ちょっと恥ずかしかった。笑

 

ゲストハウスには、そこを運営している人の<日常>もあるため、そこを最大限にストレスフリーにしなくてはいけない。

 

1日、1個、ゲストハウスの為に、何か尽くしなさいと言われた。

 

これも研修だ。

僕の朝、8時から9時まで時間はゲストハウスやどかりに渡します。

そして、家に帰ってきたら、まず部屋を掃除するという習慣をつけます。

 

だらしなくて、雑な自分を変えたい。

 

note.com

 

yadokari.eyado.net