素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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「俺がもっと早く知っていたら止めていたのに」いや、止められない。

「俺がもっと早く知っていたら止めていたのに」

 

四国に住む親戚のおじさんから言われた言葉だ。

 

そのおじさんは地元では活発な人として知られていて、地域おこしなどをやっているそうだ。

 

豊富な社会人経験と様々な知識を持っていて、確かに話をしていていろんな人を惹きつけている。

 

僕もそのおじさんから、夢を持てと言われたことがある。

 

そのおじさんが何を止めたかったのかというと、妻の仕事についてだ。

 

 

「俺がもっと早く知っていたら止めていたのに」

 

 

妻はもともと市役所の職員として幼稚園で働いていた。

 

今年に入り、妻は公務員を辞めて僕の会社に入った。

 

そのおじさんは、妻が公務員を辞めたことを非難していた。

 

「僕が知ってたら辞めさせてなかった」

 

「鶏飼いじゃ生活できない」

 

と僕の母にも、妻の両親にも、言っていた。

 

そのおじさんは、挑戦しなさい、夢を持ちなさい、失敗しなさい、といつも口癖のように言っている。

 

現に、おじさん自身も海外に行ったり、仕事でいろんなチャレンジをしたと話をしていていて、今は地域活動を積極的にやっている。

 

そんなおじさんが、僕や妻の話を一回も聞いたことがないのに、否定してくることにちょっと寂しかった。

 

公務員を辞めることがいかにリスクがあり、大変なことなのか、というのは誰でも知ってる。

 

もし、様々な経験をしているのなら、

挑戦した上でどう致命傷を避けるか?

リスクとは何か?

よく陥るミスは何か?

 

など挑戦した上での防げること、挑戦をうまく活かせる方法を教えて欲しかった。

 

また、こういう例がある、ああいう例があるなど事例を教えて欲しかった。

 

そのおじさんは、もちろん僕たちのことを思ってそう言ってくれていることはわかっている。

 

でも、リスクをとって何かをやる人、腹を決めて何かをやる人に、そもそも挑戦させないことじゃなくて、どうやったら死なせないかを教えてやれる大人になりたいなと思った。

 

 

ちなみに、うちの妻は、僕のことをサポートする気など1ミリもないらしい。笑

(実際のところはめちゃくちゃ助けてもらってますが)

 

妻は、うちの会社を使って自分がやりたいことをとことんやると言っていた。

 

<バターのいとこ>という那須のお土産に憧れていて、そういう商品を作ることに心を燃やしている。

 

今回のぷりんはその一発目だ。

 

今、加工場を作っているが、今後は加工場でどんどん開発を進めていく。

 

加工場を作るために、また、借金も更に膨らんだ。

でも、いいと思っている。

 

たくさんトライして、たくさん失敗して、たくさん学んで必ず成功させたいと思う。

 

そういえば、うちのスタッフの田中も、保育園を辞めて農業するときはいろんな人にめちゃくちゃ批判されていたな。

 

僕ら夫婦、そして、社員のようにリスクとって何かをやる人がいてもいいんじゃないかなと思う。

 

田舎が衰退していく理由の一つとして、みんな安定思考に入って、同じような思考になり、同じような職につき、何も生み出せなくなるからじゃないかな。

 

僕らはそこで暮らす人であり、何かを生み出せる集団になりたい。

 



クラウドファンディングを行い2週間が経ちました。

現在、83名の方にご支援いただいてます。

 

6月発送で早割4個入りプリンが残り16セット。

今日までです。

 

ちなみにもう一つの6個入りは完売しました。

www.makuake.com

 

ぜひ食べてみてください。

うちの卵と、植物性ミルクを使っていて、すごくヘルシーなプリンとなっています。

 

利益は、加工場の設備資金に充てます。