素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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国家の品格、

尊敬してる方から本をいただいた。

 

藤原正彦さん著の「国家の品格」という本だ。

読み進めてみると、学生時代、留学する前に読んだことを思い出した。

 

1回目に読んだ5年前と今回では、読んだ印象がだいぶ違った。

 

数学者である藤原さんは、この本で、論理の限界とそれを突き進めてしまった社会のほころびを説明し、その上で、日本人が持つ情緒がいかに素晴らしく、世界に誇るべきものなのかを説いていた。 

 

今の自分にぴったりの本だったかもしれない。

 

僕は、論理的ではなく、情緒的な決断で、田舎に帰ってきた。

こんな社会になったらいいな、こんな自分だったいいな、そんな自分のありたい姿に基づいて、論理的ではない決断をした。

 

 

農業をやっていると、周りの農家さんの勤勉さには驚かされる。

 

朝早くから田畑を耕し、草刈りをし、道具を大切にし、自分でなんでもやる。

 

この頃、自分には、そういう勤勉さ、真面目さ、丁寧さ、几帳面さのようなものが足りないと痛感している。

 

それは自分の中にその方面での美意識がないからだと思う。

 

でも、そういった日本人的な美意識こそが世界的なアドバンテージなのだ。

 

確かにオランダにいた時、バスは落書きだらけですごく汚れていたし、時間通りに来ないし、接客は笑顔ではなかった。

 

そういえば、学生時代にファーストリティリング(ユニクロ)の人事部長の話を聞いた時に、世界の人々のパフォーマンスの高さとハングリーさと日本人が圧倒的に負けていることを聞いたことを思い出した。

「じゃあ、日本人は勝てないんですか?」と僕が聞くと、その方は日本人の勤勉さ・真面目さ・丁寧さはだけは圧倒的だと言われていた。

 

世界に誇れる日本人の美意識・勤勉さというものを僕も実践しないといけないなと強く思った。

 

まず、部屋を片付けた。

そして、靴や道具をきれいに掃除し、片付けた。

 

まだまだ、掃除できてない部分がある。

これを日々しないといけないな。

 

また、藤原さんは21世紀はローカリズムの時代だとの話をされていた。

 

チューリップは確かに美しい。しかし、世界をチューリップ一色にしては絶対にいけない。信州に行けば、道端にコスモスが咲いている。千葉に行くと菜の花が一面に広がっている。(中略)高山に登れば駒草が岩間に顔を出し、浜辺には浜木綿の白い花が咲いている。これこそ、美しい地球です。どんなことがあってもチューリップで統一してはいけない。効率・能率に幻惑されて、画一化を進めては絶対にいけないのです。

そういう意味で、21世紀はローカリズムの時代、と私は言っているわけです。

 

効率や合理性を求めていくと、世界は画一化していく。

僕はもっともっと自分の美意識・感性を鍛えて、世の中に違った色・流れを提案できる人になりたいと強く思った。

 

この本を読み、自分の変えるべきところ、変えずにより強化していくべきところというのが明確になった。

 

 

前田病院の篤宏先生、プレゼントありがとうございます。

そして、いつもありがとうございます。

頑張ります!!