ヤギがいたところを見ると、草がなくなっている。
除草という意味では、ものすごく活躍してくれるなと思う。
2頭飼っていて、最初、別々にした。
白いヤギはすごく堂々としてて、餌をやったらムシャムシャと食べてくれる。
黒いヤギは見た目に似合わず、すごく臆病で、近寄ったら、プルプル震える。
餌をあげても食べてくれない。
やっぱりまだ慣れないのかな。
白いヤギは繋いでたロープを離しても、その場に居続けて、草をムシャムシャ食べている。
黒いヤギを繋いでたロープを離すと、思いっきり走った。
行く先は、白ヤギの元。
2、30メートル離れてたけど、お互い、鳴き声を通わせながら、最終的には、隣に寄り添った。
「2頭飼ってよかったな」
って、その寄り添う姿を見て、思った。
草だけじゃなくて、米糠もあげたら、モシャモシャ食べてた。
今の時期は良いけど、冬になったら、草も生えないし、餌をどうするか?は、考えないといけない。
そもそも、人間は、本来、冬の食事とかどうしてたんだろう?
科学の発達してない昔の日本人とか。
漬物とか、乾燥とか、塩漬けとか、そういう貯蓄をして、冬を凌いでた気がするけど、詳しいことはよくわからない。
ヤギを飼ってると、ヤギの生態系だったり、それを取り巻く環境だったり、いろんな形で「社会」について、考えてるきっかけになりそうだなって思った。
これから、鶏も飼う。
7月末に飼えるように、今、進めてる。
生き物を飼うことによって、世界が広がりそうだなと思う。
きっと生き物を見てると、いろんなところで人間に応用できる気がする。
また、何かを愛でるってこと(野菜を育てることも同じ)が、面白い感覚で、農業をし始めて、すごく平和な心になってる気がする。
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昨日は、日曜日ということもあり、働くのも、ほどほどにして、自分の考え目をまとめたり、今後について、あれやこれやノートに書き殴った。
今週も雨が降り続くらしい。
実は、この雨で、野菜がほとんどダメになった。
トウモロコシも収穫間近だったのに。
根っこがダメになってた。
雨を恨むことはできるが、そこを恨んでもしょうがないので、自分に非がなかったか?と問うてみると、沢山の非があった。
今回の雨で、排水の大切さを知った。
来年はなんとか対処したい。
農家をしてて、思うのは、結果が出るまでのスピードの遅さ。
この遅さがいいんだろうなーって思いながら、自然のリズムになるだけ従いながら、汗をかいていこうとおもう。