素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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業界全体を盛り上げる

中小企業家同友会の平島さんの計らいで、飯塚の畠中育雛場さんのところに訪問させていただきました。

畠中育雛場さんは鶏7万羽の飼育をされていて、施設内にアイスやお菓子、卵かけご飯専門店、直売所も併設されていて6次産業の優良事例としても紹介されている企業です。

 

ちなみに、育雛(いくすう)とは、生まれたばかりの雛を仕入れてきて、それを120日齢(卵を産む直前)まで飼育することです。

 

養鶏業界は分業化が進んでいて、卵を孵化させるところは孵卵場(ふらんじょう)、孵化したひよこを育てるところは育雛場、そして、多くの養鶏場は卵を産む状態のものを飼育するという流れになっています。

 

 

畠中さんは育雛場ですが、自分達でも鶏を飼育されていて、卵の販売もされています。

 

畠中さんのところに行き、一番刺激を受けたのは業界を盛り上げるという姿勢です。

 

 

養鶏家に人たちは自分のところの卵が一番だと思って、他のところを否定する傾向にあるそうです。

 

畠中さんは他を否定したり争うんじゃなく、お客さんがもっと卵を食べる環境を作って、みんなで大きくなったほうがいいという考え方をされてました。

 

初めて鳥インフルエンザが出た時なんか、日本人の卵の消費が6割になって、結果的自社の売上も落ちたそうです。

 

誰かを否定したりして、抜け駆けするように業界全体がどう盛り上がっていくかを考えていったほうがいいという考え方はとても素敵だなと思いました。

 

長く続いている企業は、短期的に自分達が儲かることより、長期的に物事を見て行動されているような気がします。

 

僕も周りの人たちに貢献する、そんな姿勢をずっと持ちたいなと思いました。

 

改めて、人に会うというのはいい事ですね。

 

自分じゃなかなか辿り着けない視点や視座に触れることができる。

僕はあまり人に会わず自分で試行錯誤していくタイプなので、もう少し人に会って、頼っていかないいけないなと改めて考えさせれました。