素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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ミストのDIY

梅雨が明けて、本当に暑い。

 

みなさん体調どうですか?

 

農家の僕たちは汗だく泥まみれで仕事しています。

 

この暑さは、僕らにとっても大変だけど、鶏にとっても大変です。

 

鶏は汗腺(かんせん)がないので、汗による体温調節ができません。

 

温度を調節するために、①水を飲むか②呼吸を速くする(口を明けて呼吸する)という方法を取ります。

 

夏場の卵は割れやすくなります。

 

それは、卵の殻の原料である炭酸カルシウムが少なくなるからです。

 

あえぎ呼吸(口をずっと開けた状態)を行うことで、二酸化炭素を過剰に放出してしまい、体内の二酸化炭素が減ってしまったことで、血液がアルカリ性に傾き、それを正常に戻すために、血中のカルシウム濃度が下がることが原因です。

 

鶏たちが夏バテしないようにしっかりとした栄養のある餌を与えることと、鶏舎の温度をできるだけ落とすことが重要です。

 

日陰を作っていたのですが、それでもかなり暑くなってきました。

 

そこで、霧が出るようなミストをつけることにしました。

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調べてみると一個3000円。おそらくこれを150箇所ぐらいにつけないといけないから、ざっと計算しても45万。なかなか大きなお金です。

 

どうしようか迷いました。

 

ミストは絶対に必要です。

 

ただ、うちはあまりお金がありません。

 

 

そこで、出した結論は、自分達でミストを作ろうということです。

 

作り方も知らないのに、そもそも作れるかどうかわからないのにスタートしてしまうのが僕の良さでも悪さかもしれません。

 

単純ですが、パイプをつなげて、0.2ミリの極細の穴を開けるというアイデアです。

 

これだと穴を開けるだけで、残りの資材は廃材をつかえばよいので、数千円ですみそうです。

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0.2ミリは機械的に厳しく、店頭にあった一番小さい穴の1ミリで早速やってみました。

 

霧になりませんでした。

 

惜しい感じではあるのですが、ちょっと穴が大きすぎたのかもしれません。

 

穴を開けて水を出すことはすごくいいアイデアでしたし、鶏舎の温度は下がったのですが、このままでは養鶏場がビシャビシャになってしまいます。

 

とりあえず、テープ等で修正して、穴を極細にしてみようと思います。

 

 

そんな感じで必要なものがあっても、手元にあるものでなんとか代用しようとアイデア出して、大体失敗している毎日です。

 

早くお金のこと気にせずに、必要なものをちゃんと買えるようになりたいです。