素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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大きな問題がなくてよかった

家畜保健衛生所の方々が来て、インフルエンザの抗体検査があった。

 

結果は、陰性で問題なし。

 

よかった、よかった。

 

感染症のこともあり、今、家畜を飼うということは、いろんな面で厳しい。

 

感染症のリスクが無いように、正しい飼い方でされているか指導を受けた。

 

養鶏場の作りは、各農家によって違うから、家畜保健所の方々も、大変だろう。

 

僕のうちの養鶏場みたいに、金柑のハウスを改造して、養鶏場として利用している方法は見たことないらしく、家畜保健所の方々は驚いていた。

 

余談になるが、金柑ハウスは、鶏の日陰になるので、鶏の休憩所にもなるし、金柑は夏場涼しくしないといけないところも鶏と重なるのでお互い無理なく生育できるので、鶏がいることによる除草や堆肥や減農薬など、本当にwin-winの農園だと思う。

 

 

話を戻す。

 

家畜保健衛生所の指導方法はこうやったらいいという積み上げ式では無く、ここがダメだという減点方式の指導だ。

 

うちは、数箇所指導を受けたがすぐ直せそうなところだったので、すぐに直そうと思う。

 

「よく養鶏始めましたね。20年前に養鶏場を始めるのと、今から始めるのでは、法律が全然違うので、今からやる人は本当に大変だと思います」

 

本当にその通りで、あらゆることが厳しく規制されている。

 

野鳥との接触を防ぐために、あらゆることが規制されている。

 

例えば、オランダの農場で見て、日本でもやりたいなと思っていた移動式養鶏法。

 

 

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移動式の鶏舎で鶏を飼って、日中はネットを張って囲いを作ってその中で、のびのびと遊ばせて、夜は鶏舎の中で眠る。

 

鶏糞が溜まったら、農地を移動させるという方式なので、鶏糞を捨てるのにも困らない。

 

むしろ鶏糞が土地にもプラスになったり、除草も兼ねた素晴らしい農法だ。

 

でも、日本だと野鳥に接触する恐れがあるから、直接鶏を外に出すような飼い方はできない。

 

つまり、移動式養鶏は日本でやるにはかなり厳しい。

 

ルールだから仕方ないことだし、ルールはリスクを軽減した合理的なやり方だ。

 

左脳では分かってるけど、右脳ではルールによって、こういった素晴らしいやり方ができなくなるのはちょっと悲しいなとも思う。

 

とはいえ、ルールは、みんなのためにあることだし、本当に大切なことなのでしっかりと尊重したい。

 

家畜保健衛生所の方々は素晴らしい方々だったので、今後ともしっかりお付き合いして、今後とも指導を受けたいと思う。