素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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食鳥処理場で、鳥を捌いた

昨日は、鶏を捌いた。

 

鶏の画像

 

この子達は、僕が2020年10月に人生で初めてひよこを導入したときの子たちだ。

 

当時はまだ卵も販売しておらず、鶏も飼育したばかりで、何もないに等しい状態だった。本当に最初の最初の子たちだ。

 

夜中ちゃんと温まっているかどうか不安で何度も暗い養鶏場に足を運んだのを覚えている。

 

あれから丸3年が経った。

 

思いの強い子たちとのお別れで、過去に浸りたい気もするが、

 

今回、食鳥処理でお世話になった養鶏場さんが素晴らしかったので、今日は過去ではなく、未来に焦点を当てたことを書けたらなと思う。

 

まず、鶏を捌くためには、食鳥処理という許可が必要だ。

 

僕たちはまだこの許可を持ってない。

この許可を取るために、設備も大変だが、一番のハードルになっているのは、食鳥処理衛生管理者という資格だ。

 

これは、獣医や畜産大学の専門的な大学を卒業している人や、現場の経験が3年以上必要となっている。

 

これがあり、私たちはまだ食鳥処理を自前で持てていない。

いずれここも許可を取れるようにはなりたいと考えている。

 

でも、今回、さらに食鳥処理を一緒にさせてもらって、さらに高いハードルを感じた。

 

それは鶏を捌く技術だ。

 

鶏を捌く工程には、鳥を絞めて、お湯に浸して、毛をむしって、内臓を取って、お肉をさばくという流れだ。

 

スタッフさんの作業が早すぎてびっくりした。

 

「何年、お仕事されてるのですか?」と聞くと25年と言われていた。

 

僕が今26歳なので、ほぼ僕の人生分、鳥を捌くお仕事をされていることになる。

 

この方々もすごいが、25年もずっと働ける環境を作っている養鶏場がすごいなと思った。

 

「そういう会社・環境を僕は作れるだろうか?」

 

 

今回50羽捌いた。

すでに、鶏ガラは全部、飲食店さんに引き取ってもらった。

 

良い出汁が出るはずだ。きっと。

 

残りのお肉も固いけど、味がしっかりしていて僕は好きだ。

 

きちんと食べるところまで責任持ってやりたい。

 

今回、食鳥処理場で一緒に作業させてもらって、非常に良い経験になった。

 

何より現場で働くスタッフさんの優秀さを見て、すごい高いハードルだなと思った。

 

でも、未来、そういった形で、いずれ自分たちもできるようになりたいし、長く働きたいって思ってもらえる会社づくりをしたい。