素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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全て一点に向かっているという感覚。これを宿したら強かった。

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日曜日と月曜日はスタッフの田中が休みの日だ。

 

田中がお休みの日は、働いていてくれることとのありがたさを感じる。

 

田中は養鶏場の仕事をやり始めてまだ半年だが、ここ1、2ヶ月で一気に頼もしくなった。

 

今の田中なら、僕が居なくても養鶏場を回すことができる。

 

そう言い切れる理由は、以下の3つ

①田中が仕事の全体像を全て把握できているから

②現状、何が足りていないかを全て把握しているから

③その解決策を持っているor持てる見込みがあるから

 

田中の仕事をシンプルに言うと、質の良い卵を生産することだ。

 

そのために、鶏の体調を整えているし、体調を整えるために、鶏の病気のことを知ったり、鶏の特性を知ったり、餌にこだわったりしている。

 

また、質の良い卵を産んだもらうには、鶏を取り巻く環境も大事なので、鶏舎やその周りの環境を最適なものにしている。

 

僕から見て、田中は自分が行っている全ての活動が「質の良い卵を生産する」という1  点に向かっているという感覚を持って仕事できていると思う。

 

その全ての活動が1点の目的に向かっているという感覚は、下のように生産に関係する要素を僕がまとめて共有した後ぐらいから芽生えた気がする。

 

 

良い卵を生産するために必要な要素を全部出したことで、何が足りてないか何があるのかを田中自身でも考えられるようになったんだと思う。

 

これを共有する前は何を考えるべきで、何を考えないでいいのかという整理ができていなかったと思う。

 

今は仕事をしてて、僕が指示したやり方でも、田中がそれが違うと思えば、自分なりに変えたりしている。そして、それをOKにしている。

 

田中は目的から逆算して自分で考えて行動してくれているから、僕は安心して田中に任せれる。

 

もちろんそれは違うと反論することもあるが。

 

 

僕たちの弱みは養鶏の経験がないことだ。

 

そこで、田中は自分で他の養鶏場にアポとって、いろんな養鶏場の人に話を聞いて回っている。

 

そこで、具体的なアドバイスを受けている。

また、そこで持ち帰ってきた知見をすぐにうちで試している。

 

こないだも、少々問題があったので、すぐに他の養鶏場の方に電話して話を聞いて、改善策を出していた。

 

本当に感心する。

 

ここ1-2ヶ月で一気に養鶏場が進んだのは間違いなく田中の力があったからだ。

 

事業は人だ。

 

まだ小規模な経営者のくせに生意気にそう思った。