農場に電気を通す注文をした。
今まで電気を通す手順を知らなかったから、勉強になった。
電気を注文するときは、電気工事屋さんに問い合わせして、その業者が電柱立ててくれたり、九電とやりとりしてくれる。
最後の電線から1キロを超えると、追加料金がかかることも知らなかった。(僕の農場は0.8キロだった)
これも知らなかったが、電気には、100vか200vがあって、家庭用では100vを使うが、業務用では200vを使う。
ちなみに、僕は攪拌器とかに電気を使用したいので、200v用にしてもらわないといけない。
200vにする場合は、使用するW数までわかっておかないといけない。
複数の業者で、相見積もりを取ると、電気工事屋さんで、工事の料金まちまちだった。
同じ作業なのに、2-3万円、平気で違った。
やっぱり複数の業者から選ぶのって大事なことだなって思った。
結局、今回は一番安い業者を選ばずに、多少値段は高くても、近くの業者を選ぶことにした。
値段は、13万円ぐらいになった。
(よし、頑張って卵売るぞ!!)
近くの業者の方が、何かあったときに安心できるなって思ったから。
また、近くでお金を使うっていいなっても思った。
農業をするようになって、いろんな業者さんと関わり、付き合う業者を選ぶ基準として、値段だけじゃなくて、物理的距離の近さや接客態度など、いろんな要素を見るようになった。
逆に言うと、選ばれる理由は値段の安さだけじゃないとも言える。
これまで自分は、そのものを選ぶ理由として、値段を優先してたと思う。
でも、値段は、あくまでも決定するためのひとつの理由でしかないなって思った。
農家としてやっていくなら、お客様がうちの農作物買う理由をちゃんとデザインしないといけない。
それは、値段かもしれないし、味かもしれないし、見た目かもしれないし、栄養かもしれないし、購買体験かもしれないし、贈り物かもしれない。
前に見て面白いなって思った卵。
この卵の売り上げの一部が、そのまま地元のスポーツチームの寄付に回されるらしい。
このチームのことが好きなファンはこの卵見たら、買うだろうな。
他にも、JA全農のHPを見ると、たまご1パックにつき1円をWWF(世界保護機関)に寄付するっていうやつもあった。
「応援」や「寄付」も「安さ」と並んで、決定するための一要因となるだろう。
消費を通じて、「応援」や「寄付」できるシステムいいなって思うから、僕も真似しよう。
こんな感じで、買う理由をたくさん用意出来たら面白いな。
なんて、電気工事の注文しながら、考えてました。
鳥インフルエンザが隣の福岡でも出てしまったので、気が抜けぬ日々です。