稲刈り、なんとか済んだ。
まだ一区画だけだけど。。
台風があったり、猪が来たりして、稲があらゆる方向に倒れ放題。
ばあちゃんは、60年農業してきてこんな大変なことは初めてだ、と言っていた。
ほんとやろうか?とちょっと疑問に思ったが、本当なんだろう。
僕には、分からない。
ただ、今回の稲刈りはほんとに大変だった。
ここ1週間で、何度かチャレンジしたが、その度に機械に稲が絡まり、機械が故障してしまった。
2回業者に来てもらった。
何事も経験と思うと、初年度にこんなに大変な稲刈りを経験できたことが良かったのかな。
今回は、やってる途中で、ばあちゃんの親戚も加勢に来てくれた。
その機械が、うちのものと比べると2倍ぐらい大きくて、びっくりするほど早く刈れた。
機械によってこんなに作業効率が違うということをマジマジと見せつけられた。
一年に一回しか使わない稲刈りの機械。
でも、ここに投資しないと作業がなかなかはかどらない。
どこをとってどこを捨てるか、この判断が難しい。
そんな判断をこれからずっとやってないといけないのだろう。
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今回挑戦しているクラウドファンディング。
まだ残りの期間はあと3日あるが、皆さんのお陰で、成功することができた。
衰退する田舎で挑戦し、若者が田舎でも希望を持って暮らせるような社会へ - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
みんなからおめでとうと言ってもらった。
ただ、ほんとにこれからがスタートで、僕は何も達成した気になれず、素直に喜べない。
実際、養鶏場もどうやって完成させればいいか、見通しがまだ十分でないところも多い。
最終的なゴールは見えているが、どうやってそこにたどり着けばいいかわからない。
また、肝心な鶏の卵も、まだ、自分が納得できるレベルとは程遠い。
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農家として技術を磨くために、まとまった時間が必要だなと思う。
経営者×生産者
この両方の側面を勉強していかないといけない。
僕は、これから数年間は、生産者になるために、しっかりと時間とお金を使っていきたいと思う。
「作るのと売るのでは、売るのが難しいから、売り方を勉強しろ」
とよくアドバイスをいただく。
僕は、そうは思わない。
そもそも、売れるものを作るのが難しいんだと思う。
誰が見ても欲しいと思ってもらえるような味や見た目や栄養価やワクワクするような物語。
それらを全て兼ね備えた売れるべくして売れる農作物を生産できる人間になりたい。