昨日から、稲刈り始めました。
中山間地域ではまとまって広い土地を取ることが難しく、僕のところも限られた狭い土地でコソコソと田んぼ作りをやっています。
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実際、自分自身が農家になってみて、広くてまとまった土地があまりないことに対するやりにくさを肌で感じました。
機械が入れられなかったり、いちいち農地を移動しないといけなかったり。
まとまった土地を手に入れにくい伊万里では、農家だけで成り立たせるのは難しいのかなと思います。
兼業農家が多いこともすごく頷けます。
(伊万里の場合は、更に、伊万里湾を活かした工業化に舵を切ったので、兼業しやすい環境が整っていたということもあるのかなと僕は勝手に考えてます)
兼業農家が多いということは、そこに割く時間も少なくなるので、技術の進歩が更に遅れることになります。
(すみせん、これも僕の勝手な推測です。他の地方では多くの方が有機農業や自然農法と言って実践されている方々をたくさん見てきたのに、伊万里ではそれをやりたいと言ったらほとんど相手にしてもらえませんでした。)
とはいえ、伊万里にも農業だけで頑張ってきた人たちもいて、その人たちは、山がちな地形を活かした、梨やぶどうなどの果樹農家です。
その地域には、その地域なりの強みや弱みがり、それらを活かした独自の発展を遂げてきたんだなと考えるとすごく面白いです。
でも、最初の最初はきっと誰かがリスクをとって立ち上がったんだと思います。
その誰かが、今求められているような気がします。
そんな感じで、僕は実際に自分が現場で体験したことを題材に広く社会のことを考察していくのが好きでよくぼーっと考えてます。
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稲刈りは、めちゃくちゃ苦戦しました。
先日の台風で、稲が倒れてしまって、思うように刈れず…
コンバインに稲が絡まってしまい、それをいちいちほどいてたら、ものすごく時間がかかってしまい…
そんなこんなで、格闘してたら、コンバインの中から黒い煙と変な臭いが出てきて修理しないといけなくなりました。
ばあちゃんはこんなに大変なのは初めてと言ってました。
僕にとっては初めての作業なので、米作りってこんなに大変なんだなと肌で感じました。
これからもこの肌で感じるという生の感覚は大事にしようと思いました。
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衰退する田舎で挑戦し、若者が田舎でも希望を持って暮らせるような社会へ - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
クラウドファンディングも残り10日。
現在93万円を超えて、支援者数も119人です。
大きな責任を感じます。
そして、しっかりと自分の思いを形にしたいと強く思います。