トビタテ!留学JAPANのつながりで、オンライン飲み会をした。
トビタテは、僕が2年前にオランダとパラオに留学した際に、利用させてもらった返済不要の奨学金の制度だ。
この制度のおかげで、留学することができた。
日本全国から、宇宙関係、スポーツ、IT、アート、サイエンス、芸能、教育、ビジネスなど、いろんな分野で、このトビタテを利用して、留学している。
トビタテ生と話をする度に、いつも刺激をもらっている。
企画してくれたのは、フルタク。
カメルーンのJICAに半年ほどインターンしていて、確か稲の研究をしていたはず。
そんな彼が、「農業」に興味があるトビタテ生を召集して、オンライン飲み会が開催された。
研究者をしている人、農機具メーカーで勤めている人、現場で働く人、農家をサポートする仕事に携わる人、あらゆる切り口の人が集まっていて、勉強になった。
特に、僕は、普段、田舎で、こじんまりとやっているので、こういう機会は本当に刺激になった。
「農業」という大きな枠組みで、話している人が結構多くて、俯瞰してマクロな視点で見てる感じが、自分の立場とは違いすぎて、新鮮だった。
みんなのスケールのでかい話は、僕をすごく焦らせた。
そして、僕の小さな世界で起きている出来事が意外と参考になっているところもあったようだ。
今後も、こういうアカデミックな視点や、マーケティングの視点や、ITの視点で、農業分野を発展させたいと思っている方々と積極的にコミュニケーションをとっていきたいなと思う。
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それにしても、インターネットがなかったら、今の生活は無いなと思う。
僕はきっと田舎で農業はしてないと思う。
ほぼ100%都会に出ているだろう。
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ここまで書いてみて、ふと、我ながら疑問が湧いてきた。
「じゃあ、なぜ、インターネットがあることで、田舎に住むということを選んだんだろうか?」
せっかくなので、この場でもうちょっとそのことについて言語化してみようと思う。
アウトプット(成果)は、インプットの量と質で変わってくる。
だとすると、インターネットで、インプット(情報)の差は、都会も田舎もほとんど同じになってしまったから、成果物で差をつけるためには、特殊なインプットをする必要がある。
価値は、希少性だから、インプットが均一化した社会では、異質なインプットをしてる時点で、すごく価値が高まる。
価値は、そのコミュニティの中をどう定義するかだから、田舎に住んでて、田舎を相手にしてても、その体験はみんなやってるから、価値がでない。
田舎に住んでて、コミュニティは都会の人の中に入っておく必要がある。
田舎にいたことは、かつては、インプットの点で、すごく不利だったけど、インターネットが普及し、情報が均一化した今、住む人が少なくなった田舎の体験が、特殊なアウトプット(成果)を出すことにつながると思う。
自分が、どこにいたら、希少という存在になれるか、ここは常に考えたいなと思う。
現場レベルでは、毎日のように、田舎ならではの体験をしているからこそ、隙間時間で、別の角度のインプットをできたらいいなって思う。今回みたいに。
色々、言ってるけど、とにかく、僕の課題は、野菜作りなので、とにかく現場で深く深く向き合っていきたい。