素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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僕にとって、今、売上よりも大事なもの

毎日、楽しい。

 

今、世間がものすごく大変な時期で、こんな言葉使っていいかわからないけど、本当に楽しい。

 

多分、世間の誰よりも売上がないです。

 

でも、毎日畑に行くと、嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、驚くこと、いろんな発見がある。

 

農業を始めてまだ1ヶ月もないが、毎日が濃くて、田舎でも十分チャレンジできる環境にいることが、すごくありがたい。

 

この一年は、生産能力とお客様とのコミュニケーションを大切する年と決めている。

 

だから、売上がそんなになくても、全然悲観しなくてよくて、

 

むしろ、売上がめちゃくちゃ高くても、

 

美味しい野菜のラインナップとお客様とのコミュニケーションができてなかったらマイナスだ。

 

だから、今は、9割の時間を生産に集中している。

 

研究者や職人になった気分で、毎日畑に行っている。

 

そんな中で、嬉しいことがある。

 

それは、お客様から注文が入ること。

 

野菜の宣伝なんて、4月の上旬に1回しかやってない。

 

でも、その一回の時に、食べてくださったお客様が、

 

「また、食べたい」

 

と購入してくださってる。

 

1回目に買ってくださるのも嬉しいが、2回目は本当に嬉しい。

 

今日買ってくださったお客様も

 

「他の野菜も作ったら、それも買いたいのでお願いします」

 

と言葉をいただいた。

 

もー、食べる前からそんなこと言っていたけることが、本当に嬉しいし、気が引き締まった。

 

とにかく、しっかり野菜のラインナップを揃えたい。

 

そのために、まずは生産能力を高めること。

 

農家は、1年に1回しか結果が出ない。

 

だから、10回経験するのに、10年かかる。

 

一年目で全く経験がない僕がやらないといけないのは、10パターンの野菜の育て方を試すことだと思う。

 

そしたら、1年で10年分の経験値を得ることができる。

 

それを加速させるためには土地が必要。

 

いくつかめぼしいところはついていて、市役所の人と打ち合わせしている。

 

借りれたら良いな。

 

そして、まだまだ必要なので、探して、借りたい。

 

あらゆるパターンを小さく試しながら、技術をあげていきたい。

 

今、一人一人に直接、手で販売している。

 

これは、数が稼げないし、すごく非効率なやり方だ。

 

でも、お客様から直接フィードバックをいただけて改善に繋げれるし、地元の新鮮な野菜をすぐお客様の手元に届けることができる。(今日なんて畑から収穫して1時間ちょっとでお客様の手元に届けることができた)

 

ほとんどの農家さんはできないはず。

 

僕は独身だし、ばあちゃん家に住ませてもらってるし、あまり贅沢に興味もないので、生活費がほとんどかからない。

 

だから、今、生産度外視して、生産に集中するのと、お客様の声をなるだけ聞いて、そこに寄り添った農家になる。

 

結果が出るのは、きっとまだ先だけど、全然悲観しなくても良いはず。

 

びっくりするぐらい小さな種も、毎日水をやっていたら、いつか立派な野菜になる。

 

台風が来るかもしれないし、猪が来て全部食べられるかもしれない。

 

いろんなリスクがあるから、それになるだけ事前に対処しながら、できることをコツコツやって、旬の時期を気長に待とう。

 

農家なんだから

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