素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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庭にある生えているドクダミという雑草を抜きながら考えたこと

農業し始めて、3週間ぐらい経ったかな。

 

コロナの影響もあり、社会が大きく変化しようとしている。

 

大変なときに、農家を始めたものだ。

 

連日流れる悪いニュースに、この先どうなるのか、誰もわからない。

 

楽観的に見積もっても、この状況は一年は続くし、2年以上、このウイルスと共存しなければならない。

 

SNSでは、飲食店に向けて、オリンピックに向けて、給食に向けて、作っていた作物の売り場がなくなって、値段を下げて売っている人たちの投稿が目立つ。

 

また、横浜のスーパーでは野菜の値段が高騰してるらしい。

 

これから僕は、農家としてどうやっていくべきか?

 

全然わからない。

 

一つの答えがあるとしたら、地元に根付いた農家。

 

グローバル化した経済によって、僕らは世界の裏側で起こった出来事も生活に密接に関わるようになった。

 

これはあまりにもリスクが高過ぎる。

 

他の国で起きた揉め事で、必要な物資がストップしたりして、すべての活動が止まったりする可能性もある。

 

経済活動を合理化しようとしすぎた結果、都市部の一極集中を招き、均一化され、多様性が失われた。

 

生物学を専攻していた僕にとっては、多様性はものすごく大事だ。

 

自然をよく観察すると多様性があり、あらゆるものがバランスを取り合って、生存している様子が見て取れる。

 

僕らが見向きもしない雑草も実は一つ一つ名前があって、いろんな作用を持つ。

 

この雑草を一つ一つ捉えて、自然からのメッセージをしっかりと受け取ることが大事なのではないかな?

 

例えば、スギナ。

 

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つくしだ。

 

このスギナは、酸性の土壌に生えてくる。

そして、ミネラル分を多く吸収し、根っこで硬い土を耕す。

 

痩せた土に生えてくるのだが、このスギナが生えることで土が中和され、ふかふかになり、栄養分も送られる。

 

このように、僕らが雑草と一括りにして、嫌っていた草たちは実は、一つ一つ意味を持ち、僕らにメッセージを伝えてくれている。

 

 

昨日は、庭のドクダミを掘って、ポットに入れ替えた。

 

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ドクダミは、繁殖力の強い雑草だ。

 

どこにでも生えている。

 

ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは、「十薬(じゅうやく)」という名前の生薬として知らている。

 

煎じて飲むと利尿作用や動脈硬化予防、解熱、解毒の効果があるらしい。

 

ドクダミには、ラウリンアルデヒドといった抗菌作用のある成分や、クエルシトリンやカリウム塩といった利尿作用のある成分が含まれている。

https://horti.jp/7607より

 

僕のひいじいちゃんが、乾燥させて飲んでたらしくて、庭にたくさん繁殖してる。

 

この雑草のドクダミを、ポットで育てて、薬局に売ろうという計画を、黒川の人たちと計画している。

 

こういう身近なものをうまく利用していくことが大事な気がする。

 

身の回りには、僕らが忘れた価値がたくさんある。

 

僕らは、より早く、より多く、を追求した結局、便利な生活を手に入れた。

 

でも、それによって多くのものを犠牲にしているのではないか。

 

コロナによって、経済活動が止まり、地球がものすごい勢いで回復しているらしい。

 

確かに、便利さは大事だ。

 

でも、僕らが生活している地球を破壊してしまっては元も子もない。

 

正直、どうしていいか、わからない。

 

ほんとに。

 

やらないより、小さくてもやったほうがましだと思う。

 

まず、農家として田舎で、みんなが、便利さの影に隠れて忘れてしまったような価値を世の中に提供していきたい。

 

まずは、農家として、それを実践していく。

 

まだまだ1日の売上2000円ぐらいです!笑

 

偉そうなこと言ってすみません😂