素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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苦手って、ただサボってるだけだった

僕は、作業が苦手だ。

 

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建設業のアルバイトをしていた時、営業をしたり、価格を考えるような事務的な事はすごく得意だったが、機材をセットしたり、施工の手伝いをするのはいつも緊張した。

 

店舗に入った時も、どういった広告を打つべきだとか、内装を変えた方が考えるのは好きだったけど、レジ打ちや洋服を並べたりするのはすごく苦手意識があった。

 

特に、上司や先輩がいる前では、ガチガチになって体が動かない。

 

そうやって、作業をやる時は、変な感覚が襲ってくる。

体が言うことを聞かなくなる。

 

 

「配慮が足りない」

 

研修先の農家、真野さんにそう言われた。

 

収穫したリーフの上に氷を落としてしまった。

気をつけてと言われていたはずなのに。

 

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作業をやってる時は、なんかどこに集中していいか分からなくて、一つのことを意識してたら、他のことが疎かになる。

 

そんな感じで、いろんなことに気を使いながらやるので、すごくぎこちなくなって、作業が非効率になる。

 

だから、作業をやるのは、苦手意識がある。

 

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収穫したリーフを洗っていた時だ。

 

「最初は、僕のやるやつを見ててね」

 

そう言われて、見ていた。

 

「はい、じゃ、次よろしく」

 

そうやって、自分がいざやるってなると、全然できない。

 

大まかな流れは分かるが、具体的にどういう手の動きをして、早く作業を行なっていたががわからない。

 

すごくぎこちなくなる。

 

 

「作業を全て完コピしなさい。自分のオリジナルでやってたら、3年かかる。だって、僕らは3年かけて、最適な方法を見つけて、今このやり方でやってるから。僕らが苦労してみつけたんだから、自分のやり方でやって、また1から苦労する必要ないじゃん」

 

本当にその通りです。

 

真似しているはずなんだけど、何故かできないんです。

 

でも、きっと原因があるはずだ。

 

「なぜ、自分は作業が苦手なんだろう?」

 

①緊張するから

②集中が分散するから

 

そう思ってたけど、改めて考えると何か分かった気がする。

 

本当の理由は、教えてもらってる時に、自分が実際にやることを想像できてないからだ。

 

だから、具体的なイメージを捉えれず、大雑把に情報を掴んで、空白部分にオリジナルでやってしまう。

 

その情報が曖昧なところをオリジナルでやったりして気を使ったら、本来気を意識すべきところに集中できずに、作業がうまくいかない。

 

結果、そのオリジナルに自信が持てずに、緊張してしまう。

 

という悪循環に入ってると思う。

 

つまり、僕は作業ができないのではなく、自分がやる場合をきちんと想定できてない。

 

ただの【準備不足】なだけだ。

 

【作業が苦手】というのは言い訳だというのに気付いた。

 

僕が何かミスをすると、農場の評判に傷がつく。

僕に教えてもらっている時間も作業できる。

 

本当に、貴重な時間を割いて、僕を受け入れていただいている。

 

とにかく、一回教えていただいたことは完璧にこなしたい。

 

作業をする時、教えてもらう時は、事前に想定して、準備完璧で望みたい。。

 

作業が苦手だと言っている自分をぶっ飛ばしたい。

ただ、準備をさぼってるだけだ。

 

とにかく、佐賀に帰ったら、すぐにでも最高のパフォーマンスができるように、真野さんの4年間を完コピして帰る。

 

現場に来てしか、見れないことがたくさんある。

 

特に、作業の仕方や手際の良さなどは生で見ないとわからない。

 

僕は今までそういうところを見落としてきたが、今回、そういう部分もしっかりと盗める良いチャンスだと思う。

 

佐賀に帰って、農業してる姿を想定しながら、残りの研修期間を過ごす。

 

残り3週間だ!

やってやるぞー!!