素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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電車に乗りながら、減点方式の世界で生きてみようと思った話

日本の電車は正確だ。

 

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今日はとある用事があり、研修を休んで三重に向かった。

 

研修をして一週間しか経ってないのに、すごく久しぶりに電車に乗った感覚になった。

 

今回は、道中で、電車に乗りながら考えたことを書きたい。

 

僕はオランダにいた時、毎回のように電車にお世話になっていた。

 

オランダの電車は、日本のとは違った。

Wi-Fiが使えて、車内で電話もしてよくて、自転車も持ち込めて、割引券がいろんなところで買えたりして、よく利用していた。

 

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忘れもしない。

始めて電車を使った時のことだ。

 

休日を利用して、一人で片道3時間かけてアムステルダムに行った。

 

インターネットも使えない中、ほとんど下調べもしていなかったので、今思うと無謀だだだかもしれない。

 

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無事に到着したら、そこには運河と美しい街並みがあった。

 

美術館行ったり、散歩したりして、アムステルダムを満喫しすぎて、すっかり暗くなってしまった帰りの電車。

 

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インターネットがない中、なんとか自分が帰る駅を探して、電車に乗った。長い帰り道。だって3時間ぐらいある。

 

オランダの電車は、汚い。

落書き普通にあるし、ゴミもたくさんある。

 

「日本の電車って、すごく綺麗なんだなー」

そんなことを考えながら、ぼーっとしていた乗車から1時間半ぐらい経ってたところで、いきなり電車が止まった。

 

「ドンドン!!」と窓を叩く音がした。

外に出るように言われた。

 

どうやら、何か故障で電車が止まったらしい。

この電車は終電だ。

 

「は?止まった?」

 

表記は全てオランダ語だ。

 

その日の夜はなんとしても家に帰らないといけなかった。

 

駅員さんに乗り継ぎなどを駆使して帰る方法を教えてもらうことができて、無事に最寄り駅についた。深夜だった。

 

その後も何度か途中で止まったし、いきなりバスに変わったり、時間通りに来ないことがあった。

 

そういえば、

オランダ人に「日本の電車が毎回同じ時間に来るのって本当か?」と聞かれたことがある。

 

「本当だよ」って言ったら、めちゃめちゃ驚いていろいろ質問攻めにあった。

 

日本の電車の正確さは、どこからきてるのだろうか?

 

【減点方式と加点方式】

 

日本は完璧を求める文化だ。

みんな失敗しないようにしている。

 

就活でもそうだ。

みんな同じ髪型をして、黒スーツを着ているのは、減点方式の世界で、マイナスがないように生きている結果だと思う。

 

最近は、その光景が異様だという指摘がいろんなところである。

 

かく言う私も有名な会社の服装自由な面接で、豹柄のシャツと下駄というスタイルで臨んだことがある(倍率200倍だったが、受かった)

 

いつも同じ時間に正確に来る電車を見て思った。

 

僕は、今まで【加点方式】で生きてきた。

 

加点方式の世界は、すごくクリエイティブになる。

そして、ちょっとしたことで、ハッピーになれる。

 

あ、晴れてきたー!!みたいに。

 

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オランダは加点方式の世界だから、椅子並べてそこに美を感じるのかな?笑

 

一方で、加点方式の世界は、人に迷惑をかけるかもしれない。

だって、マイナスをあまり見れてないから。

 

減点方式の世界は、めちゃくちゃ優しい世界だ。

マイナスがないように徹底的に配慮されている。

 

だから、日本の電車は送れないし、綺麗だ。

 

加点方式、減点方式、どっちも素晴らしい。

 

問題はどっちかに寄りすぎていることだと思う。

 

減点方式により過ぎてたら、完璧主義になり、相手の少しのミスも許せなくなって窮屈だ。

 

加点方式だと、少しのことで満たされるが、相手に迷惑をかけてしまうことがある。

 

今、自分がどっちの世界で生きてるかってのを考えて使い分けた方がいい。

 

僕は、少なくとも他人に対しては、加点方式で考えたい。

その方がその人の良い部分を尊重できるから。

 

でも、自分に対して加点方式で考えると、甘えが出てしまう。

 

「大学生なのに、」これは加点方式の典型文だ。

 

「プロなのに、」これは減点方式かな。

 

正確に来る日本の電車に乗りながら、そんなくだらないことをボーッと考えていた。

 

よし、まずは、一週間ぐらい、減点方式の世界で生きてみようかな。あんまり、その世界で生きてこなかったから。

 

部屋が綺麗になりそうだな。