素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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悪意で嘘をつく人と善意で嘘をつく人

皆さんは嘘ついたことがありますか?

 

世の中には2種類の嘘つきがいるらしい。

 

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悪意で嘘をついてしまう人と善意で嘘をついてしまう人だ。

 

「松本君は、善意で嘘をつく人だよ。それって、悪意で嘘をつく人よりタチが悪い」

 

そんなことを研修先の農家から言われた。

 

僕は、人を騙そうという気持ちはない。

 

ただ、農場で働いていて、求められている仕事ができないことが多々ある。

 

「〜やってね」

「はい、わかりました!」

 

僕は、言われたことをとりあえず、できると答えてしまう。

そして、ミスをする。

 

これが善意で嘘をつく人だ。

 

悪意で嘘をつく人は、自分に対してのメリット・デメリットを使い分けて、その場その場で嘘をつく。

 

だから、悪意で嘘をつく人は、わかりやすいし、こちらが見分ければいいから、許せる。

 

問題なのは、善意で嘘をつく人。

こちらのタイプの嘘をつく人は本当に信じていいかわからない。

 

やりたいと思ってもできないのだ。

能力的に。

 

僕は、よく善意のある嘘をついてしまう。

 

原因は、できないことをできると言ってしまうから。

 

以前、堀江貴文さんが書いたハッタリの流儀という本を読んだことがある。

 

ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法 (NewsPicks Book)

 

僕は、この本を読んですごく影響を受けた。

 

この本を要約すると、できないこともできると言ってやれということだ。

 

できないことをできないと言うといつまで経っても成長できない。

 

だから、例えできないことでも、まずできると言ってから、その後にめちゃめちゃ努力してできるようになれと。

 

そうやって、できないこともできるとハッタリを言って、自分の可能性を増やして行けという本だった。

 

この本を読むまで、できると言ってこなかったし、今のままでは自分の可能性を狭めてるなと思って行動を変えるようになった。

 

その結果、デザインなど今までできなかったことなどがそれなりに出来るようになって、可能性は広まった。

 

今回、そんなハッタリの姿勢のせいで、農場に迷惑をかけてしまった。

 

はっきり言って、僕はこのハッタリの流儀を間違って、捉えていたと思う。

 

ハッタリの流儀では、できないことをまず出来ると言って、その後から、答えを合わせるように全力で努力して、結果を出すことを前提としている。

 

つまり、できるようになるまでのある程度のまとまった時間がいるのだ。

 

僕が犯したミスは、この時間を頭にいれていなかった事。

 

現場で、頼まれることは緊急性が高いものなので、その瞬間にできるかできないかを問われている。

 

できるか?と聞かれたら、しっかりとやって、期待に応えたいから、僕はできると答えてしまう。

 

事実、できそうだし。

 

でも、しっかりと理解できてなかったり、間違った行動をとってしまう。

 

シンプルに自分のレベルが低い。

 

ここまで、何も動けないのかと悔しくなる。

 

でも、負けたくないし、とにかくそこから逃げずに立ち向かいたい。

 

「これまでこういう事なかったの?」と聞かれた。

 

これまで作業をすることをよくあった。

アルバイトとか部活とか、いろんな場面で。

 

「得意なことをやった方がいいよ〜」と僕が得意なことをさせてくれる環境ばかりだったので、現場作業というよりもどっちかというと裏方や事務をすることが多かった。

 

これまではチームで動いてたからよかった。

 

でも、これから農業をやっていく。

それは一人でやる作業の連続だ。

 

助けてくれる人はいない。

まずは、自分一人でいろんなことをやっていかないといけない。

 

不器用で、作業も非効率で、求められたクオリティのものをだせてないけど、この研修期間で、その苦手を克服してやる。

 

とにかく徹底的にできる人の真似をして、高いクオリティの仕事ができるように。

僕はプロになりたい。

 

さあ、厳しい世界が待っている。

ミスをすれば、それが致命的になる世界だ。

 

例え、それが善意でも、それは善意でついた嘘になる。

 

そんな厳しい世界の中で、僕は善意で嘘をつく人から善意で本当のことをいう人として生きたい。

 

とにかく今は、苦手を克服する期間だ。

徹底的に向き合ってやる。

 

厳しいことを言ってくださってありがとうございます。