素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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大桃さんとLIVEをして、思ったこと

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先日、大桃美代子さんとLIVEしました。

 

大桃さんとの出会いは3年前。

 

オランダで行われた農業の国際ジャーナリスト大会です。

 

 

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50ヵ国以上のいろんな国の人たちが参加していた場で、日本人の参加者は数名だったので、一緒に話が出来て、すごく落ち着いたのを覚えいます。

 

その後、大学を卒業して、農業を初めて、クラウドファンディングを立ち上げる時に、相談させてもらい、LIVEを企画してくださり、何回かLIVEをさせてもらってます。

 

大桃さんは、実際に伊万里にも足を運んでくださり、農場の見学もされました。

 

 

わざわざ伊万里まで来てくださるなんて、びっくりしましたし、有言実行の人でした。

 

活躍されている方は、派手なところばかり目がいきがちですが、こういう小さくて、めんどくさいことを地道にコツコツされていると思います。

 

 

大桃さんは、大寒の日に獲れた卵を大量に注文されました。

 

 

 

この時期に獲れた卵は昔から縁起ものとされていています。

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そして、大桃さんは、多くの方に素ヱコ農園の卵や取り組みを知ってもらおうと、この度、LIVEを企画してくださりました。

 

 

大桃さんと関わったり、LIVEをさせていただく中で、いろんなことを学ばさせてもらってます。

 

すごく失礼かもしれませんが、

女性は10代、20代は外見の美しさだけで、チヤホヤされるかもしれませんが、30代、40代、50代と歳を重ねるにつれて、外見に頼ることは出来なくなり、その人が何を考えて、どんな行動をしてきたかが、表れると思います。

 

大桃さんは、外見の美しさももちろんですが、それ以上に、これまでいろんな経験されてきたんだろうなと思います。

 

ほんとに、地道なことをコツコツされる方。

 

毎日、ライブをして、コメントにちゃんとひとつひとつ返信して、わからないことは素直に分からないと人に頼って、変なプライドなんて、全然ない。

 

僕と複数回ライブしましたが、その間、ずーっと勉強されていて、毎回毎回改善して、クオリティが上がっている。

 

結果を出される方というのは、やっぱり、こういう姿勢の部分で、小さなことの積み重ねをコツコツされているんだろうなと大桃さんを見ていてほんとに思う。

 

 

僕、自身、振り返って、まだまだ甘えてるし、サボってるところもあって、すごく反省します。

 

 

 

今回、大桃さんとLIVEをしたおかげで、沢山の方に卵を購入していただきました。

 

本当にありがとうございます。

 

地道にコツコツ、そして、周りの人にいい影響を与えれる人になりたいなと思います。

 

素ヱコ農園は、一人で10年農業をしていたすえこばあちゃんの想いを継ぐ形で始めました。

 

大学を卒業したばかりで、右も左も分からず、始めた農業ですが、いろんな方のご支援で、ちょっとずつですが、こうして卵を出荷できるぐらいまでになってきました。

 

まだまだ理想とは、程遠いですが、いろんな人のいいところを真似しながら、自分自身ももっと磨いていきたいです。

 

当たり前を作る人に

当たり前を作れる人になりたい、

 

そう思った1日だった。

 

「素ヱコ農園の卵は、ゆでたまごにしたとき、ぽろぽろせずに、しっとりしててすごくおいしいです。」

 

 

その方は、毎週3パック、たまごを注文してくださるお客さん。

 

わざわざうちまで卵を買いに来てくれる。

 

お客さんと直接やりとりするのは、悪いところも直接見られるから緊張するけど、こうやって、良いところも直接教えてもらえるから嬉しい。

 

素ヱコ農園の卵は、このお客さんみたいに定期購入で届けるという形をとりたいと思う。

 

捨てられてるようなオカラや米糠、いりこクズ、野菜クズなどを餌として食べた環境に体にも優しい卵を日常で食べて欲しいなって思う。

 

お客さんの、当たり前を作りたい。

 

 

午後から牛小屋を回った。

 

撹拌器を譲ってもらうため。

 

譲ってもいいよ、と言ってくださるところがあった。

 

そこは、1トンの撹拌器。

 

僕は500キロぐらいを想定していたので、ちょっとデカい。

 

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話を聞いていくと、18歳の時から、この撹拌器を使って餌やりをやっていたらしい。

 

すごく思いの詰まったものだった。

 

今はJAの飼料を使っているから、ほとんど使うことがないみたいだ。

 

でも、ずっと使ってきたものだから、大切に持っておきたい気持ちがあり、でも、使わないことへの勿体なさもあり、大切に使ってくれる人がいるなら、譲りたいとのことだった。

 

この方の思いを引き継ぐことなんだなと、すごく責任を感じた。

 

長く使ってきたものには、その人の念みたいなものがあるし、僕も半端な気持ちではいけないなと背筋が伸びた。

 

1トンあるから、持ち運びが大変だ。

 

その辺りをどうするかが課題となる。

 

 

他の牛舎も見たかった。

 

車で走ってて、見つけたので、そこも寄ってみることに。

 

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「こんにちは。伊万里で養鶏を始めたので、挨拶に来ました。」

 

そこの方は夫婦で仕事をされていた。

 

話を聞くと、なんと、この方が佐賀牛を作った方だった。

 

その方が始めた当時は、まだ佐賀牛というブランドが無くて、県外に研修に行って、その技術を佐賀の生産者さんたちに教えて、それが佐賀牛になっていったとか。

 

大きな借金をして、何もないところから、手探りでやって佐賀牛というブランドが出来上がった。

 

その話を聞いて、ちょっと震えた。

 

佐賀に住む僕達は、佐賀牛を当たり前のものと思ってるけど、それは誰かが苦労して作ったもの。

 

そして、その誰かが目の前にいるという事実。

 

「大学卒業して、農業するのは、勿体ないな。でも

農業は自分が頑張った分だけ返ってくる。そう思って頑張れ。」

 

佐賀牛みたいな佐賀にとっての誇らしい当たり前を、僕も、この目の前にいるおっちゃんのように作りたいなって思う。

 

そして、勉強したからこそ、都会に出るんじゃ無くて、その知識や経験を地元に使うような、次の当たり前を作っていきたい。

 

 

ロシアの大学に通う女の子

ロシアの大学に行っている女の子が来た。

 

その女の子は、日本の大学に行かずに、高校を卒業してすぐロシアの大学に行ったらしい。

 

高校時代も一年休学して、ロシアの高校に通ってたらしい。

 

話してて、すごく面白かった。

 

今、コロナで大学行けなくなったので、休学して日本で生活しているらしい。

 

農業に興味あるからと、知人から紹介があり、うちに2日間手伝いに来てくれることになった。

 

餌やりから、金柑の収穫、パック詰めまで、何でもしてくれた。

 

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作業をしながら、いろんな話をした。

 

社会学みたいなことが好きみたいで、話しててすごく面白かった。

 

「日本人は、値段が高いもの=良いものと思っている」

 

ロシアでは、モノの値段が高い理由として、その商品ができるまでの背景だったり、社会的な関わりだったり、機能的な部分以外ものも、その商品の価値として値段がしっかりついて、その価値を消費者がしっかり理解しているらしい。

 

日本では、機能的な部分で値段を取ることに対して、消費者があまりよく思わない傾向があるのではないか。

 

「それって、日本でアートの教育が抜けているからだよね?アートは絵が上手いから、高いわけじゃなくて、いろんなことが価値になって、その値段がつくよね?」

 

みたいな感じで、何の着地点もない話をお互いの経験をもとに、ずっとしていた。

 

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遠慮はあまりせず、普段やってることをそのままやった。

 

だから、重い荷物少しは持ったし、収穫作業もしっかりとした。

 

「手伝ってみて思ったんですが、こんな暮らししてたら、ブランド物が欲しいとかならなそうですね」

 

アマルティア・センが、先進国と発展途上国の人達の研究をしてて、幸福は、相対的だというのを思い出しました」

 

そして、この本を紹介してくれた。

 

 

確かに、田舎で暮らしていると、世間の流行りとな、あまり興味が持てなくなるし、無駄な物欲もなくなってきて、自分が好きなことにそのまま打ち込めるようなマインドになる。

 

いろんな話を出来て、本当によかった。

 

僕自身、いろんな気づきを得ることができた。

 

変な女の子だったけど、話面白くて、考えてること近くて、すごく親近感湧いたし、今後も仲良くいれそうだった。

 

田舎に住むと、世界が小さくなると思ったけど、意外とそんなことない。

 

こんな田舎まで、わざわざ面白い子がやってくるわけたから。

 

僕が面白い存在であれば、場所とか関係ないし、まだまだ力不足だけど、コツコツやって、面白い人間になりたいと思った。

 

 

ひとつひとつ

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高校時代の友人が親子で手伝いに来てくれた。

 

この親子は、よく手伝いに来てくれている。

 

息子を置いて、お父さんだけで来てくれる時もしょっちゅうある。

 

1人じゃ作業できないこともたくさんあるから、ほんとに、ありがたい。

 

2人は、何も見返りを求めてなくて、本当に僕のためと時間と労力を使ってくれる。

 

そういうカッコいい人に僕もなりたい。

 

カッコいい人が周りにたくさんいるから、そうならないと、本当にバチが当たりそうな気がする。

 

 

一緒にやった作業は、養鶏場の仕切りを作るための柱を支える基礎を固める作業。

 

フェンス基礎30個を地面に埋めるのことを手伝ってくれた。

 

夕方から予定あるから、と朝から来てお昼ご飯を食べずに13時ぐらいまでぶっ通しでやってくれた。

 

フェンス基礎は10キロぐらいあってまあまあ重い。

 

そして、土を掘る作業も結構きつい。

 

僕一人だと、丸3日ぐらいはかかる作業量だったが、2人のおかげで、半日で終わることができた。

 

しょっちゅう来てくれるから、当たり前になってしまうけど、こうやって休みをつかって、手伝いに来てくれることは、普通では考えられないことだ。

 

大切にしたい。

あの時間、その思い、この農場、一つ一つ。

 

 

 

今後は、このフェンス基礎に、コンクリートを使って、柱を固めていく作業をやらないといけない。

 

そして、その柱に仕切りのための金網を張っていく。

 

また、周りも害獣対策として柵を作らないといけない。

 

その後、水の設備や、餌箱、止まり木など、鶏を飼うための、いろんな設備を入れて行かないといけない。

 

やることがたくさんあって、途方もないように見える。

 

自分で一から農業をやり出して学んだことは、

 

一つ一つやっていくことの大切さ

 

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今は鶏が400羽入っている一つ目のハウスも、元々は、草ボーボで、ゴミもそこらじゅうにあって、人が入れる状態じゃなかった。

 

それでも、一つ一つ、一日一日ちょっとしたことを積み重ねていくことで、誰も立ち入らなかったハウスは、鶏が元気に走り回っているハウスになった。

 

彼女たちは、元気に草を食べていた。

 

 

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10月末に入れた鶏が、ようやくある程度の卵を産むようになってきた。(1日60個ぐらい)

 

これからもっともっと増えるだろう。

 

できた卵は、クラウドファンディングで買ってくれた方々に卵を届けていく予定だ。

 

そして、並行して卵が売れるようにしていかないといけない。

 

まだ安定した供給ができてないけど、現状の感触はいい感じだ。

 

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個数が増えていって、一日100人以上のお客さんを相手にするようにならないといけなくなっても、一つ一つを、一人一人を大切にしていきたい。

 

 

 

怒鳴られたけど、なんか嫌じゃなかった

1時間ぐらい怒鳴られた。

 

なのに、不思議と全く悪い気はしなかった。

 

むしろ、その怒鳴りに愛を感じて、ちょっと嬉しかった。

 

 

昨夜、鬼火焚きがあった。

 

 

ほんとは、1月7日にある予定だったが、その日が大雪だったから、変更になった。

 

15時からと言われていたが、仕事があって、その時間にはいけなかった。

 

仕事で疲れて、乗り気しなかったけど、地域の行事に行かないのも良くないなと思い、とりあえず顔を出すことに。

 

その頃はもう17時になって火も小さくなってしまっていた。

 

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一通りあいさつして、帰るつもりだった。

 

この後もやることがあったから。

 

 

あいさつしていると、酔っ払った近所のお爺さんに、怒鳴られた。

 

内容は、

 

ざっくり言うと、もっとゆっくりやれ、お前は何でも早すぎる。

 

ってことかな。

 

 

1時間ぐらい怒鳴られた。

 

なのに、不思議と全く悪い気はしなかった。

 

むしろ、その怒鳴りに愛を感じて、ちょっと嬉しかった。

 

 

そのおじいちゃんと、僕の死んだおじいちゃんは10歳ぐらい歳が離れていたけど、仲良かったらしく、よくうちに飲みに来てきたらしい。

 

そのじいちゃんとその嫁さんをくっつけたのもうちのじいちゃんだったらしい。

 

 

僕が帰ってきたのを知って、嬉しかったと言っていた。

 

 

でも、あまり僕が近所の人たちとコミュニケーションを取らないから、怒っていた。

 

その怒りというのは、僕がそのおじいちゃんを見てないことへの寂しさから来ているようだった。

 

 

地元に住むということは、そういう流れを組むってことなんだなと感じた。

 

そのじいちゃんの話から、ここは近所同士、家族みたいな感じのあったかい繋がりがこれまでずっとあったようだった。

 

僕の死んだじいちゃんは、それをすごく大切にしていた。

 

ばあちゃんが一人で頑張っていたことも、近所の人たちはみんな見てたんだなって。

 

「さとし、お前は覚悟を決めろ。もっと大人になれ。みんなお前のこと応援しとるとぞ。物事には順序があるけんな。じっくりいけ。お前にはじかんがある。自分の仕事に誇りを持て。頭でお金を稼ぐな。汗水垂らしてお金を稼げ。」

 

余計なお世話ぞ!!と思う言葉も多々あったけど、愛を感じた。

 

もっと近所の人たちとも付き合っていこうって思った。

 

僕の近所は、65歳以上の人ばっかり。

 

話なんて合わない。

 

でも、お酒を飲むのはみんな大好き。

 

とりあえず、甘えよう。

 

もっと、一緒にお酒を飲もうと思った。

 

そのあと、そのおじいちゃんと、区長さんにお酒を飲むのに誘われた。

 

もちろん参加した。

 

いい時間だった。

また、来たいと思ってもらえるように進化を

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これで、電気を引っ張ってくるのに、一歩近づきました。

 

電柱を建てるためにはどうしても、杉の木を3本、切らないといけなかった。

 

これは本来、九電の仕事で、九電が他の会社に委託して、伐採してもらうことになる。

 

でも、そうしていたら、1ヶ月以上待たないといけなかったので、自分たちで切ることにした。

 

でも、大木すぎてどうしようかと悩んでいた。

 

父に相談すると、

 

「俺が切るよ」

 

と言い、チェーンソーを持ってきてくれた。

 

かなりの大木だったので、倒した時に、誤ってハウスの方に来ないか心配していたが、父は枝のつき方とかちゃんと考慮しながら切って、しっかりと3本倒してくれた。

 

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僕はまだチェーンソー使えないけど、こういうのもしっかりと使えるようになりたいなって思う。

 

あとは、道の周りの雑木を切るだけ。

 

そしたら、いよいよ電柱を建てる工事に入れる。

 

 

見慣れない電話から、電話がかかってきた。

 

取ると、普及センターからだった。

 

年末に頼んでいた攪拌機を譲っていてもいいと言う人が見つかったらしい。

 

普及センターは、仲介業者ではないからと、その方の連絡先をいただき、電話することに。

 

今度、直接会いに行くが、かなり感触が良かった。

 

普及センターは、技術的なことだけじゃなくて、こういう、他の生産者さんと繋ぐようなこともしてくれるんだなとすごく感動した。

 

ありがとうございます。

 

まだ安心できないけど、攪拌機はどうにかなりそうかな。

 

あとやりたいのは、餌箱の改善と自動給水。

 

自動給水機に関してはわからないことも多いので、業者に頼もうと思う。

 

 

ほんと、着々と進んできている。

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先日、5年前に塾の生徒だった子たちが遊びに来てくれた。

 

その中の一人は、伊万里に来るのは3回目だ。

 

2回目に来た夏は、まだ鶏がいなかった。

 

2回目の変わりようもびっくりしてたし、3回目の変わりようにもびっくりしてた。

 

どんどん変化しているから。

 

「また、次来た時は、もっとすごくなってるんでしょうね。楽しみです」

 

って言ってくれたのは、嬉しかった。

 

5年前の塾の先生のところに、わざわざ佐賀から電車や車を使って会いに来てくれることが嬉しい。

 

そして、向こうも僕がやってることを楽しんでくれている。

 

いつまでも興味を持ってもらえる存在でいれるように、これからも走り続けたい。

 

まだまだ未完で、分からないことばかりで、不安定で先は見えないけど、一個ずつ前に進んで行けたらなと思う。

2021年の振り返り

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あけましておめでとうございます。

 

2021年初ブログです。

 

皆さんはどんな正月を過ごされてましたか?

 

僕は鶏を飼ってるので、正月休みはなく、餌やりをやったり、増羽するための養鶏場の製作を進めてました。

 

正月でも、仕事はやらないといけないので、ブログぐらいは正月休みしても良いなと思い、お休みしてました。今日から、再開します。

 

 

振り返ると、昨年のこの時点では、2020年がどんな年になるか全く想像できませんでした。

 

まだ学生だったし、行くところ決まってないのに内定していた会社も蹴ってしまったので、進路も不明確、とにかく途方に暮れてた気がします。

 

右も左も分からないくせに、ばあちゃんと過ごした伊万里をなんとかしたいという思いしかない状態で、伊万里に飛び込み、農業を始めました。

 

いろんな方にサポートしていただいたお陰で、2021年を迎えられました。

 

2021年は、昨年と違って結構大事な年になると思ってます。

 

僕のゴールは、田舎に、一人一人の素のままをはっきできる仕事をたくさん作ることです。

 

そのためには、僕自身の手でまず地場産業を作ることが大事で、農業を形にしていきたいです。

 

抱負を書こうと思ったのですが、もう数日経ってますし、2021年を現時点の想像で振り返ってみようと思います。

 

(1月)

生命力を感じる甘酸っぱい金柑が熟してきたので、クラファンのリターンのため、収穫と梱包に明け暮れた。

パッケージデザインを作ったり、手紙を書いたりと準備も大変で、夜の作業も多くなった。

 

(2月)

クラファンのリターンとして、出す予定だった金柑が結構が余ったので、ECサイト立ち上げて、ネット販売も開始。

また、週末にやった金柑の収穫体験が、結構好評で、金柑が無事に完売することができた。

ありがとうございます。

電気も開通し、本格的に養鶏場の効率化に着手。

200羽、新たに増羽した。

春に向けて、野菜の種まきもした。

 

(3月)

養鶏場の効率化の為に、投資を。

自動給水機を取り入れた。

また、2つ目の鶏舎が完成し、鶏を追加で、800羽飼うことが可能になった。

 

(4月) 

伊万里市から認定新規就農者に認めてもらった。それに伴い、政策金融公庫から2000万円を借りることができた。

まだ不安定で売上もないにも関わらず、従業員として高校時代からの友人が働いてくれることに。

新たな土地も借りることになった。

 

(5月)

400羽、追加。

これで1000羽。

7月には、1日あたり800個ぐらい卵ができるようになるので、それに向けて営業活動開始。

メインは、年間契約。

 

(6月)

日々の業務に追われた。

安定するまで、めちゃくちゃ忙しいが、この1ヶ月で大体リズムがついた。

夏野菜の収穫も始まる。

 

(7月)

1日に採れる卵が800個ぐらいになる。

配達が課題となり、パートさんを雇うことに。

さらに、卵を置いてくれるお店が増えた。

200羽増羽。

 

(8月)

200羽増羽。

これで1600羽に。

鶏が熱さにバてないように、水を撒いたり、餌を工夫したりして、暑さを克服。

働いている僕たちも疲労がきたので、時間にゆとりを持って働くことに。

 

(9月)

台風が来たので、養鶏場の防御を強化。

さらに、雛を育てる用に、養鶏場を制作。

 

(10月)

雛を400羽入れた。

雛を育てるシステムを構築。

農業と福祉を一緒にやるような農福連携に向けて、動きだした。

 

(11月)

鶏の餌に、生薬など機能性を持たせたものを食べさせて、変わった卵を作ることに着手した。

従業員と小旅行をした。

鶏をさばくワークショップを決行し、子供たちといろんな会話をした。

 

(12月)

養鶏がある程度、安定し出して、次の展開が見えるようになった。

そこで、飲食店の立ち上げに向けて、いろいろ動き出した。

めぼしいのは、ケーキ屋さんか、唐揚げ屋さんかな。

クリスマスに向けて、親鶏の丸焼きを販売し、結構好評となる。

 

 

2021年は想像ではこんな感じでした。

 

どうなるか全くわかりません。

 

1日1日を大切に生きていこうと思います。

 

 

今年もよろしくお願いします。