素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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一緒に汗流した高校の友達っていいな。

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中野スタジオの中野みつたかが、写真を撮りに来てくれた。

 

みつたかは、高校野球の後輩だ。

 

将来、実家の写真館を継ぐことを決めて、3年ぐらい修行にでるらしく、今月末に伊万里を離れるそう。

 

その前に、まだばあちゃんとの写真撮ってないから、とうちにわざわざ来てくれた。

 

ばあちゃんとの2ショットを撮る機会もなかなか無いから本当にいい機会だった。

 

ばあちゃんもノリノリだった。

 

パンフレットとかにも使おうかなと思う。

 

できるのが楽しみだ。

 

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ちなみに今、プロフィール写真に使ってる写真もみつたかが撮ってくれたやつだ。

 

この写真は、みつたか君にとって、始めての仕事だったらしい。

 

今回は、前撮った時と違って、新たな機材を使ってて、成長している姿をみて、どんどん前に進んでいるんだなと感心したし、すごく刺激になった。

 

 

夜、野球部の先輩や同級生と何人かで、みつたかの送別会をした。

 

いろんな道があったのに、あえて伊万里を選んで仕事してる人たち。

 

この先、どうしたい、ああしたい、という議論が熱かった。

 

高校時代、野球で一緒に頑張ってきた仲で、一緒になにかできるって最高だなって思う。

 

本当に良い夜だった。

 

僕もしっかり力つけて、みんなと一緒に貢献できる人間になりたいな。

 

 

話している中で、気づいたことがあったので、忘れないように言語化したい。

 

気持ちの整理の仕方について。

 

 

僕の話題になって、みんなから口々によくメンタル持つなと口々に言われた。

 

確かに、今やってることは、うまくいくかどうかも分からないし、現在収入もほとんどない中で、どんどん投資しないといけない。

 

でも、先が見えないからとか安定してないからとか収入がないからとかで精神的に辛いかというとそうでもない。

 

なぜ、精神的に辛くないんだろうか?

心がぶれないのか?

 

そういう話になった改めていろんな考えてみた。

 

いろいろ理由を考えてみて、一番しっくり来たのは、目的に焦点を当てているからだと思った。

 

何のために働くのか?

何のためにお金を使うのか?

何のために時間を使うのか?

 

 

その都度その都度、自分に問うて、理想を定義して、その理想に少しずつ少しずつ近づいて行っている感覚があるからいいんだと思う。

 

そうしているので、今を、誰かと比較して、迷ったり、悩んだりしてないんだなと思った。おそらく。

 

 

これからブレることがあると思うので、この目的や未来に心の焦点を当てるということは、自分でコントロールできるようにしておきたい。

 

 

最後に、こうやって話をして、「問い」をもらうことってめちゃくちゃ良いなって思った。

 

「答え」も大事だけど、いろんな「問い」を生み出すような習慣をつけたいなって思った。

高校生が、素ヱコ農園にボランティアに来てくれた

伊万里高校と伊万里実業高校の高校生が、ボランティアといことで農園に来てくれてました

 

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今コロナの影響で、ボランティアの受け入れがほとんどないようで、農園ではどうか?と、紹介があったので、引き受けることにしました。

 

僕も人手が必要な作業があって助かりますし、高校生たちにとっても、

 

こんな仕事があるんだよってのが少しでも引っかかってくれたらいいなとか思います。

 

高校時代の僕は、学校以外の世界に全く興味を示さなかったので、こうやって高校生のうちから、自分でいろんなところに飛び込むのはすごくいいことだなと思います。

 

いやというか、それが高校生のスタンダードになったらいいなと思います。

 

高校卒業しての進路(どこに就職するか?どんな大学に行くか?)はすごく大事だから、学校だけじゃなくて、いろんなところに足を運ぶべきです。

 

その中で、勉強する目的をちゃんと探した方がいいです。

 

無目的で、受験勉強しても、身が入らないのは確かで、まずは勉強する目的をちゃんと掴むためにも、人に会ったり、本を読んだり、いろんなところに足を運ぶという努力が必要です。

 

まだまだ僕は何の結果も出せてないし、何もアドバイスできる訳でもないですが、

 

大学を卒業してすぐ農家になる

 

という道を外した人生をやってて、それでも楽しく生きているので、そんな生き方を高校生に知ってもらえたらなと。

 

そして、この先、ちゃんと結果も出して、本当の本当に勇気を与えれたらなと思います。

 

 

他にも、中学の同級生、大学の同級生、高校の同級生のお父さんが来てくれて、ハウスのビニール張りや養鶏場の製作を手伝ってもらいました。

 

これで、鶏舎の大枠は、大体完成しました。

(2棟あるうちの半分なので、まだまだ…)

 

 

今月末に、親鳥を200羽迎えるので、餌箱や巣箱の製作や水をひくための設備を作らないといけません。

 

土台が出来れば、作業はルーティンになるのですが、今は、土台から作っているので、とにかくバタバタ…

 

毎回毎回、いろんな方が手伝いに来てくださるので、作業がどんどん進んでますが、これを全て一人でやるとなると、おそらくこの半年でやってきたことは2年ぐらいかかりそうです。

 

本当に皆さんのおかげでなんとか進めてます。

 

農業を始める前に、いろんな人から止められたけど、自分で誘ってみると、本当に無謀なことをやっているんだなと思います。

 

でも、田舎は本当に価値があると思うし、そんな田舎で挑戦する人が増えたらいいなって思うので、これからもコツコツやっていこうと思います。

 

まずは、しっかり養鶏場を形にします。

 

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お久しぶりです。

お久しぶりです。

 

2日ぶりにブログを書きます。

 

この期間、ブログを書きたくて書きたくて、しょうがなかったのですが、スマホを忘れていました。

 

なので、ここ2日はスマホを持ってない生活をしてました。

 

スマホを持たないということに最初は落ち着かず、ソワソワしてました。

 

でも、この途中からソワソワしてもしょうがないなと、思うようになり、スマホのことを忘れるようにしました。

 

スマホに振り回されないというのは、結構よかったです。

 

短い期間ですが、スマホがない生活をしてみて感じたのは、僕は複数の世界を同時に生きているということです。

 

まだ、しっかりと言語化出来ませんが、おそらく、僕は普段こんな感じで

 

①オンラインでかつ心理的に近い世界

②オンラインでかつ心理的に遠い世界

③オフラインでかつ心理的に近い世界

④オフラインでかつ心理的に遠い世界

 

スマホを忘れたことで、オンラインの世界が断たれ、オフラインの世界でしか生きれなかったので、目の前ま起きていることだけが事実として蓄積された時間でした。

 

事実は、全て事実なのですが、心理的な距離が近いことしか事実として認識してないような気がします。

 

①オンラインでかつ心理的に近い世界

→知人のSNS、興味ある分野のネットニュース、興味ある分野のYouTubeなど

 

②オンラインでかつ心理的に遠い世界

→親しくない人のSNS

 

③オフラインでかつ心理的に近い世界

→家族、友人などとの具体的なイベントや関わり

 

④オフラインでかつ心理的に遠い世界

→どこか遠くのニュースやテレビの出来事

 

 

普段、僕らは価値観を❶広げる❷深める という2種類のことを行ってます。

 

オンラインと非常に相性が良いのは、❷深めるということです。

 

SNSに流れる情報は、親しい友人のニュースだけになったし、広告も自分の興味・関心にカスタマイズされて流されるようになりました。

 

 

今の世の中、❷深めるということは、ほぼ自動的にできるようになった気がします。

 

 

反対に❶広げるということは、オンラインとは相性がすごく悪い気がします。

 

検索という便利な機能があるが、そもそも単語を知ってないと使えないです。

 

そして、知ってるだけじゃ、❶広げる ためには弱くて、やっぱり触れてみるという近い距離を経験することが必要な気がします。

 

ん…

 

普段、一筆書きで、えいやって感じで文章書いているのですが、今日は全然言いたいことがまとまらず、なんか消化不良って感じです。

 

もうちょっと自分の中の感覚を言語化できるようになりたいです。

 

 

僕はまだまだ価値観を狭めたくないので、オフラインで触れるってことをやりたいし、その機会を作れる人になりたいです。

 

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ヒヨコを見てると、癒されます。

 

自分で育てることははじめてなのでわからないことばかり。

 

今度、ヒヨコについてはしっかり書きたいですが、どんどん自分の手で触れることをやっていきたいなと思います。

 

雛が来た!!

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ひなが来ました。

 

品種は国産品種のゴトウモミジ。

 

福岡の朝倉で購入しました。

 

今日は、雛を飼うにあたって、人から言われてはっとしたことと、自分がやってみて気づいたことをこの場で言語化しようと思います。

 

 

今の時代、育雛をやっている養鶏家はほとんどいません。

 

コストもかかるし、途中で死んじゃうリスクもあります。

 

そのことを尊敬しているある方に話すと、こんなふうにかえってきました。

 

星の王子さまのキツネさんが言ってたように、手間暇をかける事こそが、
物や仕事に愛着が生まれる⇒クオリティが上がる
最重要ボイントだと思ってます。
自分の子供が特に可愛いのも、手間がかかるからですね。きっと。

合理化やオンライン化で失われてる、手間暇こそが、事業をより楽しくし、また雇用も生みますので、リスクやコストと考えず、財産と考えて行きましょう。

 

テクノロジーが進んだ今の時代だからこそ、手間暇かけることが大事だというのは、ほんとにその通りだなと思いました。

 

こんだけテクノロジーが発達したのに、未だに手紙が存在するのは、手紙を書くという手間暇に価値がついているからで、そう考えると手間暇かけることというのは心を乗せる上ですごく大事なことだなと思いました。

 

また、

 

手間暇かける事が素エコ農園の強みと思います
そのビジョンに賛同する伊万里の若者達が必ず現れますよ(多分Uターン)
その崇高なビジョンが目先の収益で惑わされないよう気をつけましょう

 

こういう自分の根本に立ち戻れるようなアドバイスや問いかけをしてくださる方が近くにいることがありがたいです。

 

 

その方から教えていただいたことを頭におきながら仕事をやっていきたいと強く思いました。

 

 

次に、気づいたことについて。

 

雛が来てから、周りのみんなは可愛い可愛いと言っていました。

 

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でも、僕はそれより、どうやってこの雛たちを安全に飼うか?ってことに必死で、可愛いって言う余裕がなかったです。

 

夜をちゃんと超えられるか?

 

雛は、来てから3日ぐらいが勝負だと聞いたので、とにかく緊張しました。

 

夜も何度か見回りに。

 

堆肥熱で、育雛しているので、調節が非常に難しいです。(堆肥熱育雛は、本間さんに習いました)

自然養鶏法 | ほんまの卵 本間農園

 

とにかく緊張しました。

 

一晩明けて、無事にピヨピヨと鳴いてるヒヨコをみて、はじめて気が抜けて、可愛いって言うことができました。

 

こっからわかったことは、可愛いって思ってるからこそ、口で可愛いって言うよりさきに、行動してしまうんだなって思いました。(働いてくれてる2人は、可愛いと言いながらめちゃくちゃ働いてされましたが。。)

 

逆に言うと、行動が大事なので、口先だけを見ないようにしようと思いました。

 

ヒヨコどのくらい大きくなるか、非常に楽しみです。

毎日緊張します!

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ビニールを張り替えた。

 

総勢7人で、2時間半ぐらいで2棟。

(3棟やりたかったけど、間に合わなかった)

 

テントロープの絡まりがなかったら、もっと早くできていた。

 

絡まることを想定できてなかった僕らのミスだが、今回の作業で気をつけるべきことは理解できたので、失敗ではないと思う。

 

大体コツを掴んできたので、あとは回数をこなしていき、手際の良さをあげれれば、ビニールの交換は難無くできそうな気がする。

 

手伝いに来てくださった方々も皆、初めてだったにも関わらず、めちゃくちゃ手際よく作業していただきほんとにありがたかった。

 

 

こうやって、毎日毎日実践する場があることはほんとにありがたいなと思う。

 

このビニールは1枚5万円。

ハウスは3棟あるから、全部で15万円。

 

そして、その他の備品等合わせると今回の作業で使ったお金は18万円ぐらいだ。

 

新卒一年目にしてはまあまあな額だが、その額をちゃんとしたやり方がわからない中で使っていかないといけないという場はめちゃくちゃ良いなと思う。

 

現金がどんどん減っていく様子に焦りや緊張感を覚えるが、その環境にいることで得られることが非常に多いと思う。

 

 

 

農業をやっていると、種(才能)は重要だと思うが、それ以上に土づくり(環境)が非常に大事だなと実感する。

 


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どんなに良い種(才能)でも、ダメな土(環境)からは、良い作物は生まれない。

 

土(環境)の違いによる作物の差異はほんとに顕著だ。

 

人間の才能なんて、ほとんど変わらない。

 

チンパンジーと人間の遺伝子の違いは2%らしい。

 

だとすると、人と差が出るのは、やっぱり大事なのは、環境だったり、日々のちょっとした習慣の違いだと思う。

 

 

今回も手伝いに来てくださった方が僕のことを継続力があると褒めてくださったが、僕は習慣こそ大事だとおもっているので、そこに力を入れているだけだ。

 

 

たかがちょっとの時間でもそれがチリも積もればでものすごい量になる。

 

20代のうちは、とにかく環境や習慣に力を入れたい。

 

そして、多くの場合は、職場や上司がその環境を用意してくれるのだが、僕の場合は自分自身で無茶振りを自分にかさなければならない。

 

今月は、雛が250羽。

 

大人の鶏が200羽。

 

おそらくうまくいかないだろう。

 

それなりに大きなお金が動く。

 

緊張もするし、ビビるところもあるけど、とにかく今は環境を作ること(8割意識)、そして、その環境に適応すること(2割意識)を大切に、チャレンジしていきたい。

 

バンドをひたすら準備していく中で

 

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ビニールハウスにビニールを貼るために、前準備をしている。

 

そのために

①鉄パイプの劣化しているところを確認し、必要で有れば交換する

②ハウスバンドを止めるところを準備する

③ハウスバンドを切る

④ハウスバンドを上で結ぶ

⑤ハウスバンドをロープで括る

 

とりあえず、ここまで終わった、

 

ハウスバンドは、12メートルぐらいで1セット。

 

これを45メートルのハウスに50センチ間隔で使い、それが今回は2棟分必要なので、

 

45×2×2=180本必要になる。

 

 

ということは、12×180=2160mのハウスバンドを必要とした。

 

ハウスバンドは、500m単位(1300円前後)で買うので、5巻使った。

 

 

数字でピンとこないかもしれないけど、数が多いので、結構大変な作業だった。

 

ひたすらバンドを切り続けないといけないし、ひたすらバンドを結び続けないといけない。

 

 

単純な作業は、瞑想状態になる。

 

考えることがどんどん少なくなってくるので、自然と自分と対話するようになる。

 

 

 

自分と対話していく中で、一人で感動していた。

 

 

そもそも、今こうして農業やってることが、あり得ないことだ。

 

僕が一人で勝手に始めたこと。

 

そこに、いろんな方が手伝いに来てくださって、どんどん作業が進んでいる。

 

今日の作業なんて、一人でやってたらどんだけ時間がかかっていたことか。

 

住み込みで手伝ってくれているフルタクに加えて、名古屋から来てくれた千晴も、めちゃくちゃ頑張ってくれている。

 

電車が全くない佐賀の伊万里の山奥まで、わざわざ人が来ているということが、普通に考えたらあり得ないこと。

 

それなのに、毎回、毎回本当に、いろんな方が手伝ってくれる。

 

 

そして、そもそも、このスピード感で農業やれていることが奇跡のようだ。

 

 

普通、技術を身につけるまで数年農業研修をして、そこから、農地を探すのに苦労する。

 

ある本では、農業をやるには、1000万円の貯金が必要だと書いてあった。

 

本来、農業をスタートするまでに数年間はかかるのに、その時間をかなり省くことができた。

 

その分大変なことは多いが、それでも、いまこうしてやれていることに、感謝しかない。

 

 

近くで木を切る音が聞こえるなと思っていたら、金吾さんだった。

 

僕のために、木を切ってくださっていた。

 

昨日は、みかんと蜂蜜を持ってきてくださったし、今日はロープを持ってきてくださった。

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こんなこと普通だと考えられない。

 

金吾さんには、いろんな面でほんとにほんとに感謝しかない。

 

 

完成度は?と聞かれると、ほんとに数%だ。

 

都会に行かずに田舎に残ったのは、全国的に見ても新しいキャリアを作るためだし、田舎でも夢を持って働く場所を作るため。

 

毎日、信じられないぐらいのことが起きているけど、もっともっとやらないと、田舎は衰退するばかりだ。

 

まだまだほんとにただの理想論だけど、そこに向けて愚直にコツコツやっていきたい。

 

ずーっとやればできるはず。

 

 

物事には理由がある。

家に帰ると、ばあちゃんがうなだれていた。

 

両手で顔を覆って、座っていた。

 

「どうしたのだろう」

 

 

聞けば、さっき近所の人から電話がかかってきて、内容は、ヤギが畑を荒らしたとのことだった。

 

「人に迷惑かけてしもうた」

 

ばあちゃんは、人に迷惑をかけないことを大事にしている。

 

ヤギは引越しをして、最近はあまり脱走しなくなり、脱走したとしてもすぐ帰ってきてたので、僕はあまり心配してなかった。

(脱走しても、自分でフェンスを越えてまた帰ってきていた)

 

起きてしまったことはしょうがない。

 

日本酒を買って、ヤギの被害に遭われた方に謝罪に行った。

 

すみませんでした。

 

 

 

ヤギが脱走して、近隣の人に迷惑をかけて、謝りに行くという、一連のこの時間を無駄だなと思う一方で、こんなことをできるのってなんか田舎ならではだなと思ったりもした。

 

 

 

長いロープを首につけてヤギがある程度自由に移動できるようにした上で、20メートル×5メートルぐらいのまあまあ広い柵をした。

 

これで脱走もできないし、十分な広さもあり、満足してくれるだろう。

 

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しばらく観察すると、すごい光景が目に入った。

 

柵の高さは1メートル20センチはある。

 

そこをよじ登って柵を壊そうとしていた。

 

すごい行動力だ。

 

柵は壊れなかったけど、僕はこれまでヤギのことを甘くみていたのかもしれないなと反省した。

 

 

大体の物事には、理由がある。

 

田舎が衰退していくのも理由があるし、農家がどんどん少なくなるのも理由がある。

 

多くの場合、理由はいくつかあり複雑に絡み合っているので、それらをちゃんと紐解いていく作業が必要になってくる。

 

そして、その紐解いていくためには、あらゆる知識が必要になる。

 

昨今、リベラルアーツ(教養)を学ぶことの重要性が問われているが、それは複雑化した社会を、断片的ではなく、複数の物差しで測ることで複合的に理解することが求められてきているからだと思う。

 

お金を稼げばいいとか、偉くなればいいとか、そんな単純な世の中じゃなくなってしまった。

 

答えがない中で、大事になってくるのは複数の尺度を持ち、あらゆるものを理解しようと努めることだと思う。

 

 

 

動物の種類は140万種と言われている。

 

その中で、犬や猫がペットとして選ばれたこと、それは理由があるはず。

 

そして、ヤギがペットになり得なかった理由もある。

 

それは、シンプルに言うことを聞かないからだと思う。

そして、ちょっと臭いからかもしれません。

 

ヤギがペットにならなかった理由は、複数の尺度で測るまでもないと思っております。

 

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メェメェいうので、何かなと思うと、紐に絡まっていた。

 

いうこと聞かないし、臭いけど、やっぱり可愛いです。

 

ペットとしては、おすすめしません。