素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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餌の話、と少し値段の話

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卵1個75円、のびのび養鶏場さんの元となる中島正さん。

卵1個150円の卵の春夏秋冬さんの元となる笹村出さん。

 

彼らの本を参考にしながら、養鶏を行なっている。

 

研修をさせてもらった脊振の本間さんは、1個50円。

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こだわりを持って養鶏をされている方々に共通するのは、餌のこだわり。

 

今日はそんな餌の話をしたい。

 

卵は、どんな餌を与えたかで、味や見た目や栄養が変わる。

 

つまり、どんな餌を与えるか?は養鶏を行う上で、非常に大事なテーマになる。

 

鶏の餌のタイプには、大きく配合飼料と自家配合飼料の2種類に分かれる。

 

配合飼料は、資料メーカーさんが、栄養バランスを見て、餌を作ってくれたものだ。

 

配合飼料を使っている養鶏家さんに話を聞いたら、

 

「頭が良い人が作っているものだから、配合飼料をそのまま与えた方がいい」

 

と言われていた。

 

確かにな、と思う反面、配合飼料では、鶏の状態に合わせて餌の配分が変えれないこととや、フードマイレージの観点などから、僕は自分で餌を配合する自家配合をしようと考えた。

 

素ヱコ農園は、便利さよりも、その本来の力を引き出したり、未来にとってどうかという観点で考えたい。

 

フード・マイレージ (food mileage) は、「食料の ( = food) 輸送距離 ( = mileage) 」という意味であり、食料の輸送量と輸送距離を定量的に把握することを目的とした指標ないし考え方である。食糧の輸送に伴い排出される二酸化炭素が、地球環境に与える負荷に着目したものである。(Wikipedia)

 

自家配合飼料は、奥が深い。

 

仕入れられる餌は、どんな場所で、養鶏をしているかで、変わってくる。

 

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僕が養鶏場を行う伊万里は海が近くにあり、山に囲まれた自然豊かな場所だ。

 

海を活かした餌を使いたいなと思い、

 

とりあえず、港に行き、その辺を歩いているおじさんに声をかけた。

 

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すると、いりこ屋さんを紹介してもらえた。

 

 

また、米に関しては自分ち作っているものを使っている。

 

また、麦も伊万里の農家さんからいくつか仕入れれるし、米糠も同様に。

 

オカラも近くの豆腐屋に70キロぐらいを週3回ぐらい取りに行っている。これは非常に良い発酵飼料にな?。

 

また、規格外の野菜や野草も鶏にとっては非常に良い餌になる。これを与えることで、黄身の色がレモンイエローになる。

 

地元の餌で、鶏を育てたいと思う。

 

餌集め周るの大変だけど、そっちの方が素ヱコな感じがして良いなと思う。

 

朝集めるの結構大変で、いろいろ計算してたら、1個50円以上じゃないと採算が合わない。

 

本当は、1個75円とか150円とかにしたいけど、それだと一般の方にはなかなか食べてもらえない。

 

誰でも手が伸ばせる価格ということで、1個50円にしようと思う。

 

これで売れなかったら、やる価値がないということだ。

 

そして、僕はその価値に見合うように全力で鶏にとって良い環境を作りたいと思う。