今日から二日間、東京出身の田中まいさんが素ヱコ農園に研修をすることになった。
田中まいさんとのご縁は、僕が養鶏をやるきっかけとなった本間さんの紹介だ。
本間さんありがとうございます。
研修を受け入れるのは、多少の手間はあるもののこちらも学ぶことがあるし、何より僕もずっと色んな方にお世話になってきたので、そういう話があれば積極的に受け入れたいなと思っている。
田中さんは、デザインの学校を卒業後、現在はフリーランスで活動している。
見学に行った養鶏場は10ヶ所以上。
SNSで卵や養鶏についての発信を活発にされていて、卵かけご飯のお店なんかもされている。
「好き」に真面目に取り組んでいる姿はとても魅力的だなと思う。
お昼ご飯では、田中さんが調味料をいくつも持ってきてくれて、色んな卵かけご飯の仕方を教えてくれた。
中でも、おすすめは生胡椒で食べる食べ方。
確かにこれは美味しかった。
卵かけご飯に合う調味料を僕たちも作れて(仕入れて)、お客さんに紹介できたらきっとお客さんも喜ぶだろうなと思った。
もう少し落ち着いたら、そういう卵以外のものを提供できるような会社になれたらいいなって思う。
現在、素ヱコ農園はネットの注文がメインだが、卵だけのために送料払ってわざわざ注文してくれるお客様が200人ほどいる。
その方々に、卵以外にも私たちの卵のように、こだわったもの(野菜や調味料)をお届けできたら、きっと喜ぶ人は一定数いるんじゃないかなと思う。
なんて、田中さんが持ってきてくれた調味料をかけて、卵かけご飯を楽しみながら妄想を膨らましていた。
そして、あえて言いたい。
やっぱり卵かけご飯は最高だ。
*
「今日、一日どうでしたか?」
と田中さんに聞くと、田中さんが感じたことをいろいろ話してくれた。
ここでは、嬉しかったことを2点紹介したい。
1点目は、鶏の餌として使っている発芽麦にすごく興味を示してくれていたこと。
10ヶ所以上の養鶏場を回った田中さんだったが、麦を発芽させて餌として使用している養鶏場は僕たちだけだったそうだ。
僕らも日本人からではなく、アフリカ人の養鶏youtuberを見て勉強した。
麦を発芽させることで、可消化養分吸収量(TDN)が40%から90%に跳ね上がる。
また、ビタミンC、E、β‐カロチンの量は増加や遊離アミノ酸濃度の上昇など、さまざまな効果を得ることができる。
健康に気を遣っている人は、白米ではなくて、玄米を食べているが、それ以上に気を遣っている人は、発芽玄米を食べる。
発芽にはそれぐらい栄養があるって知っているからだ。
2点目は、スタッフの田中の動き。
僕が全く指示を出さなくても、自ら考えて行動していたことにびっくりしたと伝えてくれた。
ここは素直に嬉しかった。
僕たちより一歳年下の田中さん
僕たちも大きな学びになっている。
こういうご縁に感謝。