素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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割に合わないとよく聞く、米作り。

米の苗を取りに行った。

 

10年ちょっと前、爺ちゃんが生きてた時は、米の苗は自分の家で作ってたらしいけど、今は買っている。

 

車で5分ちょっとのところにある、育苗センターってところで。

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一反で、大体20ケースぐらい使う。

 

一ケースで、300円。

 

僕のうちは、全部で一町(十反)ぐらいの面積の田んぼをやってるので、200ケースぐらい注文するので、合計6万円。

 

ここから、どんだけの米ができて、どんだけ利益になるんだろうか。

 

収支表を見ても、赤字では無いけど、ほとんど利益になってない。

 

経済的な話だけをすると、米作りは割に合わないと思う。

 

でも、僕の祖母は、米作りをすごく大切にしてる。

 

だから、僕は祖母の手伝いをする。

 

何故、儲けないのに、やるのか?

 

「先祖代々から譲り受けた土地を守らなくては」

 

とみんな言ってる。

 

そんなに、大切なのかな?

 

米作りは、もはや宗教みたいになってるのかもしれないなと思う。

 

土地の意識が低い僕ら世代からすると、わざわざ苦労して骨を折ってるようにも見える。

 

やってないから、その気持ちが、全く分からないんだと思うので、今年は何一つ文句を言わずに、婆ちゃんから、言われたことをちゃんとやろうと思う。

 

今年は、どんだけ効率が悪くても、一切口出しせずに。

 

どうせやるなら、しっかりと成果を上げたい。

 

でも、今、どこに癌があるのかというのが、わかってないので、今後しっかりと見ていこうと思う。

 

 

うちの周りには、田んぼが結構ある。

 

 

 

僕の地区の、住民は、ほとんどが65歳以上の定年を迎えた人ばかり。

 

地区の話し合いや、行事に出ても、おじいさんしかいない。

 

ここは、5年後、10年後、どうなるんだろうか?

 

今、一人一人が、小さな土地を、コソコソと管理し合ってる。

 

でも、もう人が居なくなるし、いよいよ、個人かわどうだとか、そんなこと言ってられなくなる。

 

田んぼは、集落との連携が必要になってくる。

 

だから、田んぼを辞めたくてもみんな辞めれないのかな。

 

高齢化が、どんどん進み、まじで土地が余ってくる。

 

伊万里は、大学が無く、高校卒業と同時に多くの若者が、まちから出て行くし、出ていかなかったとしても、ある程度、大きい会社が複数個あるから、わざわざ農業をする必要がない。

 

人が減って、さらに、一次関数に従事しなくても生きていける環境が伊万里にはある。

 

誰も農業しない。

 

これから、どんどん、僕に土地が回ってくると思う。

 

その時に、どうするか?

 

いろんな仕組みを作って、人々に面白いやり方を提供できる人になりたい。