素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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1人じゃなんもできけど、いろんな人に助けられながら最後は1人で行動する。

「具体的に記録した方がいい」

 

いつもお世話になっている黒川の金吾さんに、そうアドバイスをいただいた。

 

確かに、やったことを大雑把に書いているだけなので、もっと詳細に書いた方がいいなって思った。

 

「後輩のために、記録を残せ」

 

これは、伊万里高校の先輩木寺さんの教え。

 

確かに、これは大学卒業して、就職せずに、新規就農するというちょっとセオリーから反したことをやっている貴重な記録になるなって思った。

 

だから、やったこと、特に、農作業に関しては具体的に書こうと思う。

 

 

「うわーーーーー」ってなった。

 

本当に。

 

種を撒いていた、ピノグリーンから、芽が出ていた。

 

白いやつがちょこんと。

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なんか、感動した。

 

以前、研修していた時に、従業員の方が、

 

「私、発芽フェチなんだよね」って

 

言っていたけど、その意味がなんとなくわかった。

 

種を植えて、二日で芽が出た。

 

ビニールを被せるパターンと被せないパターンを試してみたが、被せたほうが出ていた。

 

土の状態を見ると、被せている方が、湿り気が強くて、被せてないほうは乾燥している。

 

他の作物もあと何日かで発芽したらいいな。

しなかったら、また、別の対策は考えてある。

 

午後から、市役所の人と電話で打ち合わせした。

 

www.maff.go.jp

 

僕は、ベビーリーフを作ろうとしていて、この投資資金を応募しているが、伊万里市では、ほぼ前例がないために、それだけでできない理由をたくさん突きつけられる。

 

「ベビーリーフは、水耕がスタンダードだから、土耕だと、土がついて、それが原因で日持ちしないから無理だ」

 

>土が入らないやり方は、研修先の真野さんが既に実践されているし、アメリカではスタンダードな方法が確立されているから、問題ない。

そして、土で作った方がむしろ日持ちするはず。

 

「土耕だと、回転数が落ちるから、売上を担保できない」

>確かにそうかもしれないが、それこそ、どれぐらに回転数が落ちるのかってのは、市役所の方が大好きなエビデンスがない。回転数落ちても、栽培面積と反収がしっかりとしていれば問題がないはず。

 

「ベビーリーフみたいな作物は時代によって、いい時、悪い時あるから、リスクがある」

>この言い分は、全ての作物に当てはまる。別にベビーリーフだけじゃない。そして、僕の場合は、ハウスを居抜きして使うから、むしろ、投資はめちゃめちゃ少ない。

 

そして、べブーリーフはサイクルが早いから、その変化に対応しやすいはず。

 

むしろ、何千万も投資して、作るきゅうりやナスの方がリスク高くないかな。

もっというとその理論だと、何億投資する牛なんて育てられないはず。伊万里牛を作っている市なのに。。

 

「これは、投資じゃないけんな、、」

>いや、名前に投資が入っているけどなって思ったけど、我慢した。

 

「作ってみて、数年経って、応募したらいい」

>これこそ、意味がわかなかった。農業を始める時は、最初の数年は収入がないから、その最初の数年間を制度によって、補助しますよ。

っていう仕組みのはず。

なんで、その一番きつい時期は、見放したくせに、自分で勝手にしろってやらせて、結果出たら、歩み寄ってくるわけ?

まあ、これも言わなかったけど。

 

市役所は責任問題だから、きっと、できない理由をたくさん突きつけてなるだけ行動させないようにするんだろうなって思った。

仕事も増えるし。

 

職業柄しょうがないはず。

 

でも、僕はそれでは生きていけない。

 

ここで、市役所に要求したのは、二つ。

・市場の人に会わせて欲しいとのこと(市役所は市場の出荷しか認めないから)

黒潮という地域にある耕作放棄の話を早くつけて欲しいということ

 

お金がなんとかならないと、大学卒業したての人が農業するのは、ほぼ無理だと思う。

 

ここは、本当に生死を左右するので、しっかりと詰めていきたい。

 

そのあと、よくしてもらっている波多津の中嶌さんとタケチップを作った。
これは堆肥になる。始めて作ったけど結構大変だった。
音うるさいし、粉が飛び散ってくる。

 

中嶌さんはこれをメルカリで売るらしい。

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僕も挑戦することにした。

すごくサラサラで綺麗だ。

 

これは生ゴミとか混ぜるといい堆肥になりそう。

家庭菜園される方とか、ぜひ、どうですか??

 

そのあと、ハウスに戻ろうとしたら、ちょっと事件があった。

でも、ここは思い出したくないので、スルーする。

 

でも、本当に、中嶌さん、金吾さんには感謝してもしきれない。

 

絶対に、農業で結果を出したい。

そしたら、みんな笑顔になってくれるはず。

 

その後、とうもろこしを撒いた。

30センチ間隔で、撒いていく。

 

気付いたら、真っ暗になっていた。

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なんとか、スマホのライトを照らしながら、撒き切った。

 

師匠のように、ヘッドライト必要だなって思った。