昨日は、久々に従兄弟と飲みにいって、酔っ払って後半の記憶がほとんどないです
(4杯しか飲んでないです。笑)
さて、昨日は市役所に行きました。
農業計画を立てるためです。
僕の家は、農家ですが(農家だから?)、ほとんど収入がないので、使える補助金などは使いたいと思っています。
伊万里の認定新規就農者になれば、いろいろ今後やりやすくなるので、まずはそこを目指そうと考えています。
話をしていく中で、改めて、伊万里で農業するって相当厳しいなと思ったので、ここに書いていこうと思います。
僕は、環境のことを意識して、農薬や除草剤を使わない農業をやりたいなと考えています。
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伊万里市役所の人には、無農薬でやりたいと言わないようにしています。
なぜなら、絶対に拒否されるからです。
これまでそういう人がほとんどいなくて前例がないから、絶対に認めてくれません。
また、就農計画を立てる際も、JA出荷として、作物を作ることを前提に話をしないといけないです。
ここが結構厳しいです。
JAによって、どの作物がどれくらい収量で、どれくらいの金額を上げるのかというのは、大体わかってます。
これは、非常にありがたいです。
就農計画は、このJAの目安によって進められます。
問題は、この計画からでは、面積が大きいものと、面積あたりの収量が多いものではないと金額が稼げないということです。
つまり、伊万里のJAで作られていない作物はほぼほぼ計画に入れることができません。
これによって、ほとんどの農家は、小さい面積でも収入を得られるようなきゅうり農家になります。
新しく農家になろうとすると、びっくりするほど、きゅうりやトマトを進められます。
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でも、僕はそれらの作物はやりたくないです。
シンプルに競争が激しいからです。
きゅうりやトマトは、多くの人が参入する野菜だと思うので、今は良くても、今後、勝ち残っていくのは厳しいと思います。
僕は、まだ新規参入なので、めちゃめちゃ美味しいきゅうりやトマトは作るのは難しいです。
とすると、量をどれだけ作れるかという話になるので、大きな面積が必要になります。
ただ、伊万里は、ほとんどが山なので、大きな面積はありません。
とすると、量の勝負になる、トマトやきゅうりは、今はいいかもしれないが、拡大できずに、数年後絶対に厳しくなるので、ここに入っていく自信はないです。
多分、伊万里で農業で生きていくなら、その山の地形を生かした果樹で加工品でやりとりするか、もしくは小さい面積で珍しい野菜を作るなどの方法しかないのかなと思います。
でも、就農計画を出して、伊万里市に認めてもらうためには、それではダメです。
伊万里では、ほとんどやってないから。
今年、新規就農者がいるみたいですが、きゅうり農家になるみたいです。
また、アボカドを検討されていた方もいたようですが、その方は認定されてないようです。。
そこを踏まえて、なぜ、伊万里ではほどんど、珍しい農業がないのかということを考えてみました。
シンプルに、伊万里に大きい工場がいくつかあるからだと思います。
人は、不利な状況の時、頑張ろうとする生き物だと思います。
農業が発展してない理由として、農業で稼げないときに、別の職業で食いついないでいける環境があったことが、農業の発展を妨げたんだと思います。
働く場所があるから、農家の人はほとんどが兼業になる。
兼業ってことは、農業にかける時間も少なくなるため、農薬や除草剤を使ってなるだけ、早く農作業を終わらせないといけません。
他には、猪などの被害も近年ますます増えているので、頑張って作っても食べられてしまうというリスクもあると思います。
そうやって、伊万里は、近くに仕事場ある程度あるので、リスク取ってまで農業で挑戦しなくていい環境が整っていたことが、農業の発展を遅らせたのかなと思います。
伊万里は農林高校という県内でも珍しい農林業系の高校があります。
卒業から5年経った従兄弟に、友人で農業してる人がいるかどうか尋ねたら、一人しかいないようです。
伊万里は農業をしなくても生きていける環境だったんだなと思います。
さて、そんな山で、農地面積も少なく、チャレンジするような農業もできない伊万里で農業をやるという結構きつい状況です。
まあ、でもやるって決めたんで、補助金がなくてもやれる方法を考えないといけないなと思います。
ここ数年はジリ貧になりますが、僕はお酒も飲めないし、超少食だし、趣味も少ないんで、ほとんど生活費がかからない男で、よかったです。笑
とりあえず、もう少し、伊万里で農業をやる上での勝ちパターンを、走りながら探していきたいなと思っています。
なかなか厳しい戦いになるなと予想されます。