農作業のほとんどが草刈りだ。
そして、草刈りは退屈だ。
ボーッとする時間が多い。
そんな草刈りなど、作業中の合間に聴いているラジオがある。
COTENラジオだ。
以下、紹介文をpodcastから抜粋した。
歴史を愛し、歴史を知りすぎてしまった歴史GEEKどもがお届けする歴史インターネットラジオです。
日本と世界の歴史を「おもしろく」「おかしく」、たまには「ディ~プに♡」語ります。
私達が日常的に直面する悩みも、世の中の難しい流れも、職場の人間関係も!?
歴史を知れば解決できるかも!?
☆Apple & Spotify Podcast 部門別ランキング1位獲得!
その中でも特に、この高杉晋作の回が、面白く、僕は、高杉晋作の考え方や生き方に感銘を受けた。
高杉晋作 ― 吉田松陰のDNAを受け継ぎし幕末風雲児【COTEN RADIO #88】
高杉晋作は、幕末に活躍した人だ。
その奇抜なアイデアと行動で、長州藩の危機を何度も救った明治維新の立役者だ。
江戸に遊学に行った後も、松蔭と晋作は、手紙でやりとりしていて、ある手紙の内容が僕は印象的だった。
晋作が「男の死場所とはどこか」と質問する。
すると松蔭は「死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業の見込みあらばいつまでも生くべし」と返した。
それまで、武士はいかに美しく死ぬか、みたいなことが美学と考えられていたようだ。
どう死ぬかとかじゃなくて、この世に生を受けたのなら、何かを成し遂げろ、という松蔭の熱いメッセージが、すごく、グッときた。
*
その考え方では、座学よりも行動がすごく大事にされていたようだ。
朱子学と対照的な考え方だ。
これまで朱子学では、<先知後行>説を主張している。
行動が理にふさわしいものになるためにも、まずは理を知らなければならないという考え方だ。古典をとにかく暗唱させて、覚えさせたりしていた。
ただ、陽明学の祖、陽明によると、知と行を分ける考え方や、そうしたものの見方に問題がという。
分析的な、物事を細かく分解し区別していくような考え方が、さらに物事を抽象的で無味乾燥なものにし、いきいきした生命力を奪ってしまうと主張した。
だから、大切なのは<知行合一>。
知と行を一緒に行うことで、エネルギーが増すと。
まあ、よくわからないけど、要は、腹の底からやりたいこと、やれ!!ってことかな。
とにかく、晋作と松蔭は破天荒だったし、そういう人が歴史に残るんだなと思った。
せっかくこの世に生まれたので、僕も言い訳せずに全力で、今を生きたい。
ありがとう、晋作さん。勇気をもらいました。