素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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ブログを書けなくなっていた理由

最近、ずっとブログを書いていなかったが、また再開したいなと思っている。

 

書くことと遠ざかったいた理由は、素ヱコ農園と僕の間で、若干のギャップがあって、その差が気になっていたから書かなかった。

 

素ヱコ農園は、僕が運営している農園で、平飼いで餌にこだわる農園だ。

その様子はインスタグラムにアップしているが、鶏が可愛くて、牧歌的でほのぼのとした感じだ。

 

自分もそういったふわっと優しく生きていきたい面はあるが、

 

一方で、経営者として他人に給料を払い、借金をして、次の展開を考えるというドライな面もあり、その両方が混在していることで、

 

素ヱコ農園の世界観を壊してしまうんじゃないかなと思い、発信することが怖かった。

 

「田舎でばあちゃんと暮らしながら、のびのびとストレスフリーで鶏を飼っていて、餌も地元のものを使って、良い卵を作っている」

 

字面だけ見ると、とても優しそうだが、

 

実際はその世界を実現するために裏側では、すごく現実的に計算したり、頭や精神を使っていて、発信をするとなるとその部分を話してしまう。

 

そうなると、表ではとても優しそう、良いことしているのに、裏では、すごく計算しているってなってしまいお客さんが離れてしまうか心配だった。

 

最近、ポッドキャストをお勧めされて、ポッドキャストを聴くようになった。

音は誤魔化しが効かないので、その人の本質が出るからということで、気になる人の声をずっと聞いている。

 

そのポッドキャストの中で、長野県のパン屋や雑貨のお店のわざわざの平田さんの話が発信についての悩みを解決してくれた。(平田さんは別の人から本を勧めてもらって知った)

 

平田さんは、山の上でパン屋さんを開いて、牧歌的な様子や豊な暮らしを、わざわざを通して発信されている。そのパンや雑貨はひとつひとつこだわりがあり、手触り感がありあったかみが、とても癒される。

 

そんな平田さんは、ずっと発信をやられていて、お店の裏側の数字の話や戦略の話、暖かみのあるパンと雑貨のお店とは真逆のようなドライな話を赤裸々に書いていたそうだ。

 

お店のあったかい発信が好きな人も裏側の戦略的な話が好きな人も、どっちも大事な人もいるそう。

 

表も裏もどっちも発信して、透明な経営だと言われていて、確かになって思った。

 

平田さんが裏側の話をしても、お店の世界観は崩れてないし、僕も好きに発信したらいいなって思った。

 

今月間1000人ぐらい注文してくれるようになったが、僕のブログを読んでくれる人はかなり少ない。

そして、僕のブログを読んでくれる人は、ほぼうちの卵を買ってない。

 

好きに発信していいなって思った。

 

そして、人のお勧めに従うのっていいですね。
ps.息子ののぼりをいただきました

こういうのって田舎しかないんですね

元気に育ってほしいですね