素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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研修生、出発してから

気づけば12月になり数日が経った。

 

やることが多く、バタバタしている毎日だ。

 

2週間研修していた田辺くんも11月いっぱいで旅立った。

 

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2週間という短い期間だったが、彼の真面目にひたむきに事に向き合う姿勢に、僕はとても刺激を受けた。

 

また、その真摯で真面目な姿勢はうちのばあちゃんもたいそう気に入ってしまい、一緒に食事をした帰りに、ふと後ろを振り返るとばあちゃんと田辺くんは手を繋いでいた。

 

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田辺くんが旅立ちの日、駅まで見送りにいった。

 

その見送りの時も二人は手を繋いでいた。

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この2年、佐賀の田舎で粛々と農業を営んでいるが、幸いなことにいろんな方が来て、様々な出会いがあった。

 

ばあちゃんも僕のせいで、強制的にいろんな人と会っている。

 

でも、ばあちゃんが手を繋いでいる姿を僕は未だかつて見たことはない。

 

そもそも、見送りに駅まで来たことすらない。

 

前に2ヶ月ほど滞在した友人がいたが、彼と手を繋いでいるところを見たことはないし、もちろん駅まで迎えに来たこともない。

 

ばあちゃんはそれほど、田辺くんに惚れていたようだ。

 

彼は大学を休んで、日本全国でこうした暮らしをしている。

 

いろんな人の生活に入り込んで、仕事だけでなく、プライベートまでもしっかり見て、いろんなことを感じたり、学んだりしている。

 

大学生というこれから何者かになるかを選ぶ時期に、いろんな人生のつまみ食いをして、自分でちゃんと今後を選んでいくことはとても良いなと思った。

 

 

最近、妻に

 

「もっと近所の人と関わった方がいい」

 

と言われた。

 

 

これを妻に言われて反論したくなったが、たしかに、僕は外の人との関わりはたくさんあるが、近所の人とほとんど関わりがない。

 

あんまり意識したことがなかった。

 

近所付き合いってなんか、ちょっとめんどくさいんじゃないかなって思っていた。

 

「なんかあった時に力になるのは、近所さんよ」

 

と妻はいう。

 

間違いない。

 

これから産まなくなった鶏を加工品にして、販売していくために動いていかないといけないし、春には法人化も予定していて、従業員も雇う予定だ。

 

どんどん変化していかなければならない。

 

 

田辺くんと僕は4つしか違わない。

 

24歳、僕はまだまだ成長段階だ。

 

これから何にでもなれる。

 

自分に制限をかけずに、仕事の成長はもちろんのこと、人としてももっと柔軟になりたいな。いろんな人に好かれる人になりたいな。

 

まずは、近所の人に声かけよう。