今、素ヱコ農園に研修生が来てます。
彼は、新潟大学の大学生です。
大学を1年間休学して、全国の第一次産業の生産者のところで住み込みで研修しているというぶっ飛んだ大学生です。
彼はこれまでカジキマグロのつき槍漁や網漁、ホタテの養殖、酪農など十数箇所で研修を行ってきたそうです。
僕のところには本間さんの紹介で、2週間滞在予定です。
本間さん素敵な出会いを有難うございます。
歳も近いということで、いろんな話ができて、僕としても非常に刺激を受けています。
僕が学生の頃と比べると、今の学生は状況が違うので、話をしててとても面白いです。
僕の学生時代は、コロナ前です。
対面で授業するのが、当たり前。
でも、今の大学生はほぼキャンパスに行くことがないそうです。
そうやって、当たり前が揺らいだ時に、改めて、大学とは何か?とかっていう思考になります。
そして、進路に関しても、僕らの時はアベノミクスやオリンピックの前で、企業が学生をたくさん採用していた時代で学生はいろんな選択肢がありました。
また、TwitterやYoutubeなどで人気を集める人が増えていきて、好きなことで生きていくという考え方が僕の時代は、憧れの選択だったのかなと思います。
僕が大学生だったのは、2-3年前なので、この数年でほんとに時代は変わったんだなと思います。
これからも変わっていくでしょうし、どんどん人と会ったり、勉強して、自分を変えていかないといけないなと改めて痛感しました。
さて、彼と一緒に新たな鶏舎を作っています。
耕作放棄地だったところを利用して鶏舎をつくります。
右と左も分からなかった一年前と比べて、一通り経験しているので、だいぶスムーズに終わりそうな感じもします。
といっても、網を張ったり、穴を掘って柱を建てていく作業はまあまあ大変です。
網を柱に繋いで、針金で補強していく。
1メートル進むのに5分ぐらいかかります。
それが縦幅45メートル、横幅20メートルの計130メートル。
めちゃくちゃ地道な作業でも、ちゃんとやれば出来上がるってことが体験できてるんじゃないかなと思います。
といっても、お金が有ればこの地道な作業も全部やってもらえるのですが。
今、全体の2/5ぐらい終わりました。
研修生がいるうちにだいぶ形になると思うので、彼もこの経験を通じて何か感じてくれれば良いなと思います。
それと、やっぱり僕はこれまで野球部だったので、一人でやるのではなく、誰かと一緒に何かをするのが楽しいなと思いました。
受け入れるのってこちらもいろんな気づきを得れるのでいいですね。田辺くん有難う。