NHKで、#アニマルウェルフェア について、うちの農園で取材がありました。
佐賀放送、九州放送、そして、ワールドと3回放送されたようです。
取材してくださったNHK小野さんをはじめ、スタッフの皆さん、ありがとうございます。
アニマルウェルフェアという考え方は、日本ではなかなか浸透していません。
僕もオランダに留学してから知りました。
知らない方のために超ざっくり説明すると、
動物も自由に幸せに生きてほしいという考え方です。
詳しくは以下の5つの自由が満たされることが必要と定義されています。
①空腹と渇きからの自由
②不快からの自由
③痛みや傷、病気からの自由
④正常な行動を発現する自由
⑤恐怖や苦悩からの自由
うちの鶏は、平飼いで1平方メートルに1羽という広々とした空間でのびのび生活しています。
砂浴びしたり、止まり木に止まったり、走り回ったりしている鶏を見て、癒されます。
鶏にとって良い環境を作れるように努力しています。
全ての卵が、自由な場で育った鶏から生まれているかというと違います。
放送でもありましたが、日本の9割以上の鶏は、狭いケージの中で動くことが出来ず餌と水だけが与えられて、一生を終えます。
鶏にはかわいそうですが、こうしたケージ飼いののとを全否定できません。
むしろ、僕は沢山の恩恵を受けてきました。
これによって、安く安定的に卵が供給できるようになり、僕たちの食卓に毎日、卵が並ぶようになりました。
一方で、大量に飼うことが可能になり、どんどん養鶏場が大規模化して、感染症のリスクや、鶏の飼育環境など問題が出て来ているそうです。
NHKの放送では、こういうアニマルウェルフェアという考え方があるよ!的な感じで、僕の養鶏場の事例やヨーロッパでの事例をあげつつ、それが普及するための課題など、わかりやすく紹介してくださってました。
この放送があったことで、少しだけでも、卵が食卓に並ぶまでどういう背景で、作られているのか?ということが知ってもらえてよかったなと思います。
さて、気になる放送後の反響について、紹介しようと思います。
結論から言うと、少し反響ありました。
地元のスーパーに並べているのですが、少し売上が増えました。
一方で、ネットショップなどはほぼ変わってません。
昨日、FacebookでNHKの動画のリンクを貼って、僕の農園についての放送を皆さんに紹介しました。
そして、コメント欄に購入ページを貼って、果たしてどれくらいの購入者が現れるかな?と、実験してました。
結果は、ゼロでした。笑
誰も買ってくれませんでした。
やっぱり、地道に売っていくしかないなと思いました。
ふるさと納税のコメント。
どなたが書いてくださったかわからないけど、絶賛されていた。
これからも良いものを着実に届けていきたい。