佐賀の新米農家、ど田舎から

佐賀の新米農家です。日々、気づいたことを日記としてかけたらいいなと思ってます。

電話と農業とサービス業

電話がかかってきた。

 

 

相手は直売所からだった。

 

いきなりかかってくる電話は、ドキッとする。

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昨日も大阪のお客様から電話がかかってきて、卵が割れたという電話だった。

 

その知らせを聞いた時、大阪からわざわざうちの卵を買ってくださったのに申し訳なかった。

 

運送業者の方とも話をして、こういうトラブルが今後、起こらないように対策を立てると共に先方にもミスしたことを謝罪した。

 

 

他には、今日、ある飲食店さんからの電話もあった。

 

その電話はうちの卵を使いたいという話だった。

 

何も問題がなくて安心した。

 

そして、嬉しくなった。

 

 

 

そんな感じで、電話は悪い連絡もあるし良い連絡もある。

 

割合的には良い電話の方が多いのだが、どうしても電話がかかってくるとびびってしまう。

 

 

直売所からの電話はやはり僕をビビらせた。

 

 

でも、その内容は予感していたものとは違った。

 

「松本さんですか?卵持ってきてもらえますか?卵すぐ売り切れたんですよね」

 

「わかりました。持ってきますね」

 

 

この直売所は一番初めに挨拶に行った時に、

 

「うちは卵たくさんあるから」

 

とあまり相手にしてもらえなかったところだ。

 

 

その直売所の方から「もっと持ってきて欲しい」と頼まれるのは素直に嬉しかった。

 

 

それにしても、電話はやっぱりドキッとするな。

 

LINEでのやりとりが普通になってるからだろう。

 

 

 

 

たおくんとの話をしてて、考えさせられたことがある。

 

それは農産物のあり方はついて。

 

僕の卵は、普通の卵より高く、嗜好品に近いと思う。

 

だから、僕は、その卵を作ることは、農業というよりサービス業ではないのか?と思ったことがある。

 

その疑問をたおくんにぶつけてみた。

 

そしたら、たおくんは

 

「もっと農作物はサービス業的になるべきだ」

 

と話した。

 

「食材を食べる時に、ただ食べるだけではなく、それを作っている人の顔が想像できたり、その作物ができるまでの背景を想像しながら、食べることはとても豊かなことだと思う。

もっともっと、農作物は消費者に背景を知られるべきだし、生産者のことも知られるべきだ。」

 

この意見を聞いて、確かにと思った。

 

ご飯を食べる時に、それがどんな苦労やこだわりがあって誰がどんな場所で作っているかなどを想像できたら、それはとても心が豊かな時間なはずだ。

 

ただ食べるだけではなく、そういった付加価値をつけることが農業ではないなら、農業じゃなくてもいいのかもしれない。

 

農業とかサービス業とかそんなの関係なく、豊かな時間を提供できる人になりたいと思った。