なんで、こんなにガタガタなんだろうか?
ボロボロの養鶏場までの道を通る度にいつも思っていた。
古くなった小屋を壊して、コンクリートの塊がたくさん出た。
捨てようにも捨てれなくて困っていたので、細かく砕いて、ボロボロの道にセメントと一緒に固めようと思った。
高校の友人が手伝いに来てくれたので一緒に作業した。
コンクリートは、セメントに砂と砂利と水を混ぜてるだけで、簡単にできる。
ただ、僕らはコンクリートを混ぜる機械を持ってないので、手で混ぜなければいけなかった。
手作業でやるのは重くて腰に負担が結構かかってしんどかった。
3時間ほど作業して、ガタガタしていたところはなんとか綺麗にすることができた。
面積でいうと3平方メートルぐらい。
ほんのちょっとだ。
かかったお金は約1万円。
少しだけボロボロな道を修繕しただけだたが、実際に自分でやったからこそ、道を作ることの大変さが理解できた。
作業をする前とした後で、
なんでこんなボロボロな道しかないんだろう?
から
ボロボロの道でもあってよかったな
に変わった。
日本に住んでいるとほぼ全ての道がコンクリートで舗装されているが、これは本当にすごいことなんだなって思った。
さっきも言ったが、コンクリートは、セメントに砂と砂利と水を混ぜてるだけで、簡単にできる。
簡単にできると言ったが、よくこれ混ぜることを思いついたなと感心した。
コンクリートの歴史について、ちょっとググってみた。
そしたら、ものすごく詳しくまとめてあるnoteを発見した。
このnote面白かった。
内容を少し紹介したい。
現在確認されている範囲で最も古いものと考えられるコンクリートはイスラエルにある「イフタフ遺跡」というところから出土されたものです。
スウェーデンの調査チームによると、この遺跡の壁部分などは、石灰を焼いた粉(=セメント)を砕いた石灰石(=砂)と混ぜ、これを水(=水)で混ぜて作ったのではないかと報告しています。
どうやら、9000年前にはコンクリートで固めるという素晴らしい技術が使われていたらしい。
このnoteによると、そこから大量に使われだすのは、もう少し時間が空いて、ここ200年ぐらいらしいが。
コンクリートを作るためには、セメントを作らなければいけない。
そして、セメントは天然には存在しないので、そのセメントをつくらないといけない。
セメントはどうやって作られているかというと、石灰石を高温で焼くらしい。
「よし、石灰石を焼いてみよう」なんて考えたことないし、ますます、この技術はすごいことだなって思った。
普段、何気なく過ごしているが、それは長い年月がかけてできた技術の上に成り立っているんだなって改めて思った。
僕らは人類の先輩たちの上に生きていられるんだなって思った。