素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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普通じゃ考えられない

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福岡から大黒夫妻がゴミを片付けるのを手伝いにきてくださりました。

 

大黒夫妻は月に1、2回遠いところからわざわざきてくださってます。

 

大量にあるゴミの片付けのために。

 

僕は元々耕作放棄地(生産者が何かしらの理由で農作業をやめてしまった土地)で養鶏を始めました。

 

草ボーボーの荒れ果てた土地で、さらに所有者はそこに生活用のゴミとかと見境なく捨てて、荒れ果てた状態でした。

 

今はある程度、整備して鶏やってますが、周りはまだゴミだらけです。

 

今でも、仕事しながら、ちょくちょく片付けてます。

 

大黒夫妻は、僕がいないときでも、勝手に来て、勝手に片付けて、勝手に帰っていかれます。

 

いつも卵を買ってくれて、お土産までくれます。

 

昨日の大黒夫妻がゴミの片付けをされている時間はちょうど、日差しがガンガン照って暑かったです。

 

僕でも暑いなって思ってたんですけど、そんな環境の中、大黒夫妻は何も言わず黙々とゴミを片付けてくださりました。

 

「楽しかった」

「また、来るよ」

 

ほんと、恵まれてますよね。

 

福岡からわざわゴミ拾いだけのために来てくださるなんて、普通考えれないです。

 

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農業をやり出して、一年が経とうとしています。

 

この一年、本当にたくさんの方に支えられて過ごせました。

 

普通じゃ考えられないことばかり起こりました。

 

大黒さんもそうですが、本当に本当に人の暖かさに触れた一年でした。

 

昨年の決算をして、180万円ぐらい赤字でした。

クラファンも合わせての数字です。

 

いろんな方に助けてもらえなかったら、もっとお金がかかってたし、もっと時間もかかってたし、なんなら農業も続けられてなかったかもしれないです。

 

養鶏場もできて、水も電気も撹拌器も揃って、鶏も800羽に増え、餌の確保もできて、あとはお客さんに卵を届けていくだけです。

 

うちは、何万羽と飼っているゲージ飼いではなく、鶏ものびのびと育てて、餌も自分で作っているので、普通の卵より高くなります。

 

卵を売っていく戦略とかないです。

 

真面目にこだわって餌を作って、お客さんに誠実に向き合っていくことだけだと思います。

 

これまでの一年は作っていく一年。

 

次の一年は届けていく一年。

 

どうなるか分かりませんが、いろんな方に応援してもらっているということが精神的にかなり大きな支えになってます。

 

ありがとうございます。

 

コツコツやります。