昨日40メートルまで掘ったのに水が出ないということで、不安だった。
水が出なかったら、いろいろと計画を変更しないといけないな…
冷静なって、いくつか案を考えてみて、やっぱり、この案がそんなにイケてないから、井戸掘ることにしたことに気づいた。
うん、もう、祈るしかない。
*
作業してると、ボーリング業者おっちゃんが
「おーい!
水、出たぞー!!」
って叫んできた。
44メートル掘ったところで水が出たようだ。
しかも、めちゃくちゃ質の良い水らしい。
この知らせを聞いて、ちょっと安心した。
「にいちゃん。あんたは、運良いよ。俺たちも水が出てほっとしたよ。この事業うまくいくかもしれんね」
って、おっちゃんが言ってた。
ボーリングの良いところは、雨が降った時も、晴れが続いた日も安定して水が出るということ。
これで、水の心配は無くなったから、鶏の羽数を増やすことができる。
事業をやるって、こうやってドキドキしながら、一歩ずつ進んでいくんだなって思った。
とりあえず、よかった。
水が出ただけで、こんなに嬉しいとは。
電気の業者が下見に来てくれた。
課題が解決されれば、また新たな課題が出てくる。
彼らに話を聞くと、かなり大変な工事になりそうだった。
養鶏場は、最後の電柱から、800メートル以上離れていて、電気をひっぱるためには電柱を20本以上建てないといけないらしい。
今回来てくださった業者さんは、20本も建てたことないから、どれくらい時間かかるかはっきり言えないっておっしゃってた。
電力会社で働いている友達に聞くと、電柱20本は、やばすぎると言っていた。
3カ月ぐらいかかるんじゃないかなーと。
近隣の方々に、電柱を建てるための交渉もしないといけないし、養鶏場は山の中にあるので、木を伐採したりしないといけない。
1キロまでは、負担金が無いらしいから、その辺の工事にかかる僕の手出しはおそらく無いが、裏で相当なお金が動くんだなと想像してしまった。
そして、何より問題は、電気が通るまでかなり時間がかかるということ。
最初に、電気工事の方に話をきいたときは、1カ月ちょっとという話で、それなら、と思ってたが、3カ月は流石に長すぎる。
せっかく井戸も掘って、水が出たというのに、電気が無ければ。。
電気、次の課題だ。
ポンプを動かす電気として、発電機や太陽光なども視野に入れることにした。
発電機に関しては、すぐ動けそうだ。
太陽光…。
これに関して、詳しい人を見つけないとなー。
発電機でやれば、解決する問題ではあるが、せっかくなので、いろいろ検討してみて可能性を広げてみようと思う。