イノシシが入ってきた。
荒らされた。
餌を保管しているところ。
柵が壊され、餌の米袋が破られていた。
このまま餌を食べ続けられてしまったら嫌だ。
なので、罠を仕掛けた。
果たして捕まるか?
捕まらんかったら、また次の対策を考えよう。
猪ハンターとして、初めて罠を仕掛けた。
なんか、ちょっとワクワクする。
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「成功はアート、失敗はサイエンス」
この言葉は、メガネブランドのOWNDAYSの田中さんが何かの番組で言ってた言葉で、すごく心に残っている。
成功はいろんなやり方があるから、真似できないけど、失敗は大体みんな同じところで失敗するから、成功を真似するより、失敗についてしっかりと学んだ方がいいと言われていた。
僕自身、失敗の本質という本は、日本軍がなぜ失敗したのか?ということが分析されていて、そこで紹介されていることは、戦略を立てるときや組織を動かすとき、何かプロジェクトをやるときにすごく参考にしている。
そうそう、お世話になっている金吾さんも、
「成功談は、あてにならん。失敗を大事にしろ」とよく言われている。
失敗について、しっかりと考察するような癖をつけたいなと思う。
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急に電話がかかってきた。
一度会った方だったけど、そこまで親しくない方だった。
話はいきなり始まった。
「oo町の××です。その節はお世話になりました。来年は、猪年でしょ?私、焼き物作っているんですよ。猪の焼き物買いませんか?」
「えーっと、大丈夫です。」
「大丈夫って、いるってことですか?」
「いや、いらないです。」
「あーっ、そうですか!どうも(ぶちっ)」
って感じだった。
僕も、農作物を売って商売をしている身として、営業は勉強しないといけない。
失敗から学ぶという点では、いい題材だなって思った。
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シンプルに、その猪の焼き物欲しい!ってならなかった。
なぜか?
そこに共感することもなかったし、必要性も感じなかったらから。
もし、自分の暮らしとその商品がどこかで重なる接点があれば、よかったのかな?
例えば、置物を置いたことあるかないか、聞いてみて、もし、あればそれについて聞いてみて、もしなければ、あることでどうなるか聞いてみて
もっと、自分の商品を売る前に、相手のことを知る必要がある気がする。
一方的に押し付けるのは、良くないんだなと改めてわかった。
商売は、お互いがハッピーにならないといけないと思うので、僕も相手のことをしっかりと想像して、農作物を届ける人になりたいな。