「あの木はもう全部腐っとるけんだめぞ」
「イノシシがおるけん、やめとけ」
「3年以上かかるし、時間がもったいない」
みんなから反対されて始めた耕作放棄地の再生。
最初の2ヶ月はひたすらゴミ拾いと草刈りだけを黙々とやっていた。
気づけば、着手してから4ヶ月ぐらいが経つ。
2つあるビニールハウスのうちの1つは、ほぼ完成に近づいてきた。
自分1人じゃ絶対にここまでやれてないということは間違いない。
いろんな方のご支援があり、一つ一つ進むことができていていることに感謝している。
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昨日も、佐賀大学の学生が2人手伝いに来てくれた。
驚いたのは、自分たちでレンタカーを借りてわざわざ伊万里まで来てくれたことだ。
2人のおかげで、金網に鉄板を貼るという作業を半日で終えることができた。
ひよこから大人になるまでにどんな姿しているか見てみたい!って言っていたが、確かに普通の人はその光景見てないなって思う。
いつか、その光景を動画にしてみようかなって思った。
そういう問いをもらえるのって自分じゃできないことだから、これからもいろんな方と関わっていけたらいいなって思う。
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鶏は、仕入れたタイミングの違いで、それぞれ別の菌を持っている可能性があるので、違うタイミングで入れたものを接触しないようにする必要がある。
26日に新しい鶏が200羽来るので、この作業をやらないといけなかった。
①手札をしっかりと揃えてから勝負する
②手札がまだ揃ってないのに勝負することを先に決めて、その後に急いで手札を揃える
という2つのスタイルがあるならば、僕はいつも後者を選んでいる気がする。
そのスタイルは、バタバタして余裕がなくなるというデメリットがある。
でも、必要に迫られているため、準備のスピードや吸収率はとても高い。
そして、手札にないことをしているので、今の自分ができないことをやるという構造になっていることがメリットだと思う。
振り返ると、この4か月で本当にいろんなことを学ばせてもらった。
まだまだ自分の理想とは程遠いし、全然実力も伴ってない。
若く始めているからこそ、時間はたくさんあるので、コツコツやって、いろんなチャレンジをしていけたらなと思う。
人と違う時間の使い方をして、面白いものに進化ささて、自分の後輩たちが見に来たいって思ってくれるような存在でありたいな。