クラウドファンディングを立ち上げた。
平飼いの養鶏場と金柑のハイブリッド農園を作るためだ。
衰退する田舎で挑戦し、若者が田舎でも希望を持って暮らせるような社会へ - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
初日からいろんな方に支援していただき、目標額の16%である196700円が集まった。
公開して5日のうちに、20%の支援額を集めることができたら、そのプロジェクトの成功率は90%というデータを見たことがある。
その基準からしたら、上々の滑り出しだろう。
ありがたいという思いと同時に、すごく身が引き締まる。
もし、お金が集まったとして、果たして、僕はうまく農場をやれるのだろうか?
このプレッシャーというか緊張感が、日々の過ごし方を濃いものにしてくれそうな気がする。
隙間時間も自然と勉強してる自分がいる。
何者でもない僕に、こうやって手を差し伸べてくださる方々がたくさんいること、そのことにめちゃくちゃ感謝だ。
今の僕に、手を差し伸べてくださる方々に対して、この先、絶対恩返ししたい。
倍にして返したい。
*
さて、本日は何をやってたかというと、水源の確保だ。
養鶏にとって、どんな水を使ってるかは、非常に大切になる。
じゃあ、どんな水を使うのか?
僕のところでは、山の湧き水を使いたいと考えている。
高低差を利用して、パイプを繋いで、山から農場まで持ってこようという試み。
「もっと上にやって。いや、もっと上。ダメダメ、行き過ぎ」
そんな感じで、微調整しながら、30メートルぐらいの長さになったパイプを動かす。
丸一日かかった。
そして、最後の最後で、僕らがやってたことが失敗だったことに気づく。
水の入り口が、50センチ低かったのだ。
最初から、作業をやり直さないといけない。
今回は、やる時間が少なかったので、この続きは明日に持ち越し。
言ってみれば、今日一日の目に見える成果はゼロ。
ただ、明日はなんか行けそうな気がする。
失敗だったけど、こうやったら、失敗するというノウハウが溜まったことは、本当に良かったことだと思う。
これは発想の転換とかじゃなくて、本当にそう思って。
毎日、答えがないことをずーっとやってる。
目的に向かって、限られた中で、使えそうな道具を駆使して、あぁでもないか、こうでもないか、とアイデアを出しながら、ベストよりベターな選択肢を探しながら、とりあえず進んでいく。
ベストではなく、ベターを意識することで、気持ち的にも楽に、どんどん進んでいける。
答えがない問題に対しては、これからも、そうやってのぞもうと思う。