僕が住む地域は、すごく田舎だ。
少子高齢化が、深刻に進み、毎年、人口は減っていくし、平均年齢もどんどん上がっていると聞く。
確かに、道歩いている人をほとんど見かけないし、見る人もおじいちゃん、おばあちゃんばかりだ、
最近知ったこの町の歪さというか面白さは、伊万里に住む外国人の半数以上が、この町に住んでるということ。
技能実習生として、働く東南アジア系の人たちが自転車に乗って、移動しているのをよく見かける。
近くにある名村造船所という大きな工場があるからだろう。
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僕の住む町には、AコープというJAが経営しているスーパーがある。
そこに買い物に行った時だ。
そのスーパーの外側で婦人服がズラリと並べて、売られていた。
どうやら、商売人が、この町に洋服を売りに来ているらしい。
普通は、こんな人口が少ない町で、商売しようと思わないだろう。
だからこそ、周りに洋服屋さんがない。
競合がいないからこそ、わざわざ売りに来てるのかな?
すごく気になったし、面白そうだったので、この服を売っている人に話しかけてみた。
すると、意外な答えが返ってきた。
全然売れてない
ここ何年かはどんどん人が減って、全然商売になってない
とのことだった。
こういうところだからこそ逆に売れるとか、
何か特別なことがあると思ったのに、そこにはあまり深い意味はなかったようだ。
話を聞いていくと、この商売人は、週毎に場所を変えて、洋服を売るという商売をやられてるそうだ。
もうこのスタイルで、何十年も商売されているらしい。
習慣になってるんだろう。
何十年も変わらず同じスタイルで営業していくこと。
それ自体は別に良い悪いじゃないと思う。
だって、変わらないことが強みになる場合だってあるから。
古い喫茶店とか行くのキュンとくる。
ただ、この商売は、あまり意図が見えなかった。
商売人の話を聞いて、変えること、変えないこと、が大事なんじゃなくて、意図を持って変えたり変えなかったりするのが、大事なんだなと考えだ。
社会はどんどん変化していくので、その社会を見ながら、打ち手を考えたいと思う。
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ちなみに、この地域は、伊万里に住む東南アジア方々が半分以上住んでるのに、東南アジアの方々向けの商売は皆無だ。
簡単に始めれてかつ、東南アジアの方々に向けたスモールビジネスは、結構受けそうな気がする。
分からないけど。
何をやるにも意図を持ってやりたい。
逆に、野球でいう素振りのような基礎的なこと、読書やランニングなどの意思がある程度必要なことは、習慣化していきたい。
意図を持つこと、意図を持たずに無意識でやるのも。
その辺を使い分けながら、戦える体を作りたいと思う。