佐賀の新米農家、ど田舎から

佐賀の新米農家です。日々、気づいたことを日記としてかけたらいいなと思ってます。

スエコばあちゃんから、学ぶこと

ばあちゃんってすげぇ、

 

と改めて思った。

 

ばあちゃんの手伝いとして、竹を切りに行った。

 

ばあちゃんは、毎年、この時期に竹を切るらしく、僕はばあちゃんが指定する場所へと向かった。

 

そこは、草や木がボーボした、崖だった。

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「この上に、竹があるから」

 

と、鎌で、草木をガンガン切っていく。

 

ちょっと信じられなかった。

 

80歳のばあちゃんがこんなところをガシガシ進んでいく姿が。

 

ほんと、人が行くようなところじゃ決してない草木が生茂るところだ。

 

こういうところを獣道というのだろう。

 

ちなみに、僕は中学生の時に、野生児と呼ばれていたが、その野生児がびびるほどだ。

 

枝で擦りむいたりしながら、トゲトゲの木に刺さりながら、なんとか竹のありかまで向かった。

 

竹は太くて、ノコギリでやっとのことで切ることができた。

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曲がった背中で、足を引きずりながら、この作業をやろうとしているばあちゃんを間近で見て、ほんとに驚く。

 

ばあちゃんは、僕が帰ってくるまで、10年ちょっとの時間を、一人で農業やっていた。

 

80歳になるのに。

 

 

 

少子高齢化

 

 

っていうのは、ニュースで見たり、学校で習った。

 

それは、遠くで起きてることじゃなくて、いま僕の目の前で起きている出来事だ。

 

 

僕の住む地域は、じいちゃんとばあちゃんしかいなくて、65歳で若手と呼ばれている。

 

 

子供がある家庭は、一世帯しかいない。

 

 

うちのばあちゃんは、一人できつい作業をやってるが、きっとこういう人は日本全国たくさんいるんだろうなと想像する。

 

独居老人。

 

 

 

ばあちゃんに聞いた。

 

 

なぜ、きつい思いをして、仕事するのか?

 

 

「荒らしたくない。先祖から受け継がれてきた大切な土地やし、荒らしたら周りの人も迷惑する。私が体が動くうちは、出来ることやるよ」

 

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ばあちゃんは、仕事をする上で、お金のことを気にしてない。

 

米作っても、水菜作っても、ほぼほぼ利益なんてない。

 

時給100円ぐらいだ。

 

ばあちゃんは、お金のためじゃなくて、地域の一員として、採算度外視で、働いている。

 

 

農業をすることで、草や木が適量で抑えられ、景観的にも環境的にも、周りの人が住みやすい場所になるから。

 

農業は、多面的機能という、作るだけではなく、農業を通したいろんな恩恵がある。

 

 

僕は、農業をしても、しっかりとお金を稼いで暮らしていかないといけない。

 

そこに加えて、ばあちゃんみたいに、周りの人のためや、先祖に対する感謝を忘れずに仕事したいと思う。

 

継ぐべきはそういった意志だろう。