ハウスのビニールを剥がした。
理由は、雨を当てるため。
先日、始めて土壌分析に、農業普及センターに行った。
太良の山口さんの助言で、後々は野菜の状態を見れば分かるようになるかもしれないけど、最初はしっかり数値化して、基準を作った方がいい。
普及センターに行ったら、喜んで、無料で見てもらえるから、頼んだ方がいい。
って、アドバイスをいただいていてた。
どんな風にやってもらえるか分からなかったので、バケツいっぱい持って行ってたけど、全然そんなにいらなかった。
ビニール袋いっぱいぐらいでいいみたい。
普及センターで見てもらえるのは、pHとEC。
pHを測ると、6.3だった。
pHが6を切ると、根コブ病になる危険性もある。
根こぶ病には、気をつけないといけない。
根こぶ病の病原菌は、ネコブカビというカビの仲間です。土中では「休眠胞子」と呼ばれる胞子の形で潜み、アブラナ科野菜の根が近づいてくるまでは、ずっと眠って待っています。その最長記録は20年ともいわれています。この病気の特徴は、根に2回感染して、初めて「こぶ」ができることです。はじめ根毛に感染し、その中で細胞分裂して、一旦土の中、つまり根の外に出ます。そしてまた根に入り込み「こぶ」を形成します。その「こぶ」によって根の維管束が圧迫され、水が吸収できなくなる。地下から地上部に水がいかなくなることで枯死へと至ってしまいます。
>日産化学株式会社ウェブサイトより
このpHに関しては、今のところ大丈夫そうで、今後もしっかりと調節していきたい。
ただ、思った通り、ECが非常に高かった。
ECとは、
土の中の養分の濃度を示し、イーシーとか電気伝導度とか呼ばれる。
作物の種類によって適正な濃度があり、それより高いと作物の根は濃度障害を受けて養分を吸収できなくなり、低すぎると栄養不足に陥る。一般的な作物の場合、〇・二~〇・五mS/cmが適正とされている。
ECは硝酸態チッソ含量と密接に関係しており、数値が高いと硝酸態チッソもたくさん含まれていると考えてよい。
この値が高いと、目に見えた生育障害はなくとも収穫物の硝酸態チッソ含量が増えて病気に弱くなったり日持ちが悪くなったりする。
土壌中に硝酸が増えると土壌のpHは低くなるため、酸性改良しようと石灰などを施すとさらに塩類(肥料)の濃度を高めることになるので要注意。
>ルーラル電子図書館より
ECは低すぎたら、全く栄養分が無いことになるし、高すぎてもいけない。
僕の畑は、肥料分が多すぎる。
それを流すために、ハウスのビニールを剥がして、雨を当てるようにして、栄養分を外に流すようにした。
結構、大変だったけど、これでいい状態になるならいいなと思う。
今年は、土づくりをメインにしてて、肌にも沢山トウモロコシを植えている。
トウモロコシやサトウキビは、クリーニングクロップといって、そういう肥料分を吸い込んで、畑を綺麗にする働きがある。
うまくいってる方こそ、土づくりをほんとに大切にされている。
僕も、最初の数年は、土作りを大切にしたい。
すごい時間がかかることだけど、だからいいなとも思う。