ぷはぁ〜。
最後の袋を結んで、トラックに入れた終わった時、
なんか、ちょっと嬉しくなった。
数日前、やっとゴミを片付けて、クリーンセンターに持って、突っぱねられて、心が折れた。
その後、ふて寝した。ご飯も食べずに。
気を取り直して作業を開始した。
2トントラックにギュウギュウに詰めた大量のゴミを、一つ一つ分別し、袋に入れていく作業をし、やっと全部まとめれた。
大変だったけど、手伝いに来てくれた方のおかげで、目立ってた大体のゴミは捨てることができた。
ひたすら地味で大変な作業だったけど、これをやったってことが一つ自信になった気がする。
クリーンセンターで、冷たくしていたおっさんも、
「おぉ、来たね」と覚えていてくれていた。
余談だけど、クリーンセンターの、最初と最後の、重さの変化によって、料金を払うという単純かつすごく合理的なシステムに感動した。
まだまだ、やることは多い。
ハウスの修繕も手付かずだし、草刈りも終わったわけではないし、ゴミ類もまだまだたくさんある。
でも、大きな課題だったゴミの処理を解決できたのは非常に大きい。
やりながら、ふと思ったけど、途中だけど、小さな規模で、鶏飼ってもいいなって思った。
全部完成させてからだと相当な時間がかかる。
小さく飼って、その鶏の状態を見ながら、片付けながら、整備しながら、徐々に広げていくのがいい。
巣箱や餌箱の制作、害獣対策など、並行してやらないといけないことが増えて来たな。
今、読んでる、「自然卵養鶏法」を読んでいると、ワクワクしてくる。
著者の中島さんは、大量消費社会のアンチテーゼとして、養鶏を実践された方だ。
狭いゲージの中で、抗生物質を大量に与えて、数万、数十万羽を飼うのが当たり前だった養鶏とは真逆で、
鶏を元気に走り回らせてストレスのない環境で、身の回りの餌を与える非効率な養鶏方法だ。
「省力多収」ー楽をしてたくさん獲ろうという本能的経済的欲求を押さえ、あえて「手間をかけて少なく獲ろう」ということに挑戦するのである
「手間をかけて少なく獲ろう」
「より速く、より便利に、よりたくさん」と
どんどん成長を追い求めてきた僕らにとって、考え付かないような言葉だけど、すごく大事な気がする。
どの作業に落ちても無理のないようにすべきである。あまり無理しなくても大自然相手に毎日働いていれば、「必ず大自然はその労働に見合った報酬」を与えてくれるものであるから、そんなに欲を出して(汚染をまき散らし)多くを儲けようとすることはないのである。
言葉でいうのは、簡単だと思うから、僕が実践したい。
それが、素ヱコ農園のやることだ。
先日、高校時代から仲のいい友達と電話してて言われたことがある。
「もう、さとしだけの夢じゃないよね。私たちみんな応援してるよ」
うん。やるぞ。