素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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プラスチックを使わないのと使うのではこんなに違う

「海外のスーパーは、野菜を包むのにプラスチックを使ってないのに、日本のスーパーは、無駄にプラスチックを使ってる。日本おかしい」

 

と、環境問題に対して、友人が話をしていた。

 

環境問題は、日本人がもっと意識すべきだと思う。

 

知り合いで養蜂をやられてる方が何人かいるか、誰に聞いても、今年は蜂が居ないらしい。

 

釣りをする人に話を聞いても、今年は魚が居ないらしい。

 

ダボス会議と言われるスイスのシェネーブで行われる世界のエリート達の会議でも、1番注目された議論が、地球の異常気象についてだったとか。

 

僕が、地球に対してできることは、ちょっとだけど、それでも、そのちょっとしたことをやることが大事なんだと思う。

 

ふと、思った。

 

野菜を包む、袋って、どういう効果があるのか?

 

袋をした状態と、そうでない状態を比較した時に、どれだけ差が出るのか。

 

3日経った写真がこれだ。

 

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写真だと見えにくいかもしれないけど、結果は歴然で、袋をしないと完全に萎れてしまうが、袋をしてると収穫時とほとんど変わらない。

 

プラスチックを使うことで、こんなに変わるので有れば、使うかもしれないと思った。

 

いや、使わないと、サプライチェーンを考えた時、すごく使いづらくなるなと思った。

 

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僕の婆ちゃんの水菜の箱詰めの様子。

 

僕は、婆ちゃんの仕事には、思うところがあっても、基本口出ししないようにしてる。

 

注目してほしいのは、2つ。

 

婆ちゃんが、収穫よりプラスチックで野菜を包装することに、多くの時間を使っていること。

 

そして、見栄えを良くするために、食べられる部分をめちゃくちゃ捨てないといけないということ。

(婆ちゃんの目の前にある、コンテナには、食べられる状態のカットされた水菜が、詰まっている)

 

水菜は、収穫した後、箱詰めして、集荷場に出される。そして、市場で取引されて、そのあと、各スーパーにて販売される。

 

消費者に届けるまでには、出荷して相当な時間がかかる。

 

この時間の間、鮮度を落とさないために、プラスチックの袋を使わざるを得なくなる。

 

だから、このプラスチックを使うという問題を解決するためには、プラスチックを使わなくてもいい環境(消費者までの距離を極限まで近くする)を作らなくてはいけない。

 

先日、郵送を行なったが、クール便で届けても、やはり、水菜は萎れてた。

 

一方、プラスチックに包んでたら、水々しさは担保されていた。

 

日本は、消費者までの距離が遠いから、そのようにわざわざプラスチックを使わざるを得ない環境にあるんだと思う。

 

環境に配慮した、プラスチックを使わない農業をするためには、どうしたらいいか?

 

やはり、鮮度があるまま、お客様に届けたいから、近場で消費することになると思う。

 

地産地消って、言われてるけど、本当にこれほど良いことはないなって、改めて思う。

 

僕の、婆ちゃんの名前は、松本スエコだ。

 

ス・エコ

 

そんな人の下で、私は農業を営む。

 

エコに取り組まないといけないなと思う。