清家くんが、手伝いに来てくれた。
清家くんは大学の友達。
変な雰囲気だけど、バイト先が一緒で、すごく気が合った。
清家くんは、6日まで泊まって、手伝ってくれるらしい。
ほんとにほんとに、ありがたい。
僕の家族も手伝いに来てた。
「さとしの家族って、一人一人独立しとるよね」
1日が終わって、僕の家族を見て、清家くんがそう言ってた。
確かに、清家くんから言われて思ったけど、僕の家族は独立してるかもしれない。
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家族のことを考えていたら、人をサポートする時に大事なことを、学んだので、それを言語化出来たらな思う。
仕事は、大きく分けて4つに分類されると思う。
①重要度が高くて、緊急性が高い
②重要度が高くて、緊急性が低い
③重要度が低くて、緊急性が高い
④重要度が低くて、緊急性が低い
僕の家族は、基本②の重要度が高くて、緊急性の低いことを、それぞれ見つけてサポートしてくれる。
大前提、僕の父も母も、全く僕のやる仕事には口出ししない。
これは、普通にできるようで、なかなか出来ないことだなと思う。
その上で、僕がやりたいけど、手が届いてないところをうまくサポートしてくれる。
母は、家の掃除を徹底してやってくれる。
僕は、現在、婆ちゃんと二人ぐらしている。
この家は、ひいばあちゃんとひいじいちゃんの分まで、四世代の荷物が沢山ある。
婆ちゃんは、中々ものが捨てられてない人だから、母が代わりにどんどん捨ててくれることは助かる。
軽トラ2台分は捨てたな。
父は、山を切り開いている。
山は竹藪になっているので、いつかは、整備しないといけない。
でも、僕のキャパ的に山の整備をするのは、まだずっと先だろう。
父がこれをやってくれるのは、本当に助かる。
①重要度が高くて、緊急性が高い仕事は、誰でも手伝える。
でも、②重要度が高くて、緊急性の低い仕事は、相手のことをしっかり見て、自ら考えてやらないといけない。
自分が、もし、誰かを助ける時は、自分の家族のように、②重要度が高くて、緊急性の低い仕事を見つけて、手伝えたらなと思う。
ちなみに、僕の妹も手伝いに来てくれた。
体育大学に通う大学生だ。
僕の妹は、僕を肩車してくれた。
僕の日々の疲れた心を、僕を担ぎ上げることで、童心に戻すという②重要度が高くて、緊急性の低い仕事をしてくれた。
本当に、良い家族を持ったものだなと思う。