高校の時の同級生の女の子が手伝いに来てくれた。
連絡とってたわけじゃないけど、ブログ読んでくれたりしてて、僕が農業してるの知ってくれたらしい。
佐賀県内で働くその子は、今コロナで仕事に行けずに、ストレスが溜まってたらしい。
唐津から30分ぐらいかけて来てくれた。
会うのも4年ぶりぐらいかな。
まさか、わざわざ手伝いに来てくれるなんて思ってなかったから、びっくりだった。
「私、地味な作業得意やけん」
剣道を大学生まで続けて、全国大会で表彰されただけあって、集中力半端なかった。
当たり前だけど、一人でやるのと二人でやるのじゃ、作業のスピードは全然違う。
さらに、話をしながら、作業ができたので、すごく楽しかった。
予定していたことを前倒しで終わらせることができた。
「ずーっと家に居たから、リフレッシュになったよ。久々に達成感あった。また、手伝いくるね」
って言ってくれた。
楽しかったな。
こうやって、大変な作業って分かってるのに、遠いところからわざわざ来てくれて、手伝ってくれることが本当に、有難いことだなと思う。
5月になった。農業始めて1ヶ月経つ。
まだまだ右も左もわからない新米農家だ。
農業を始めて、小さなことに感動するようになった。
芽が出ること。
晴れること。
草があること。
米ぬかがあること。
友達が来てくれること。
本が読めること。
今まで自分で何もやってこなかったからこそ、当たり前のことだったけど、どれも本当に凄いことで、まさに「有難い」なと感じる。
本当に、恵まれてるからこそ、農家として、明るく元気に過ごして、結果を出したい。
いや、結果を出す。