素ヱコ農園の日々

佐賀県伊万里市で便利になった世の中で、手間のかかるストレスフリーの平飼いで外国産の餌に頼らないこだわりの餌作りを行っています。

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順調に行ってるからこそ、立ち止まろう

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写真で伝わるかな?

 

この景色の感動。

 

青空の下、風が気持ち良くて、風情のある棚田。

 

Facebookで知り合った川上さんに連れてきてもらった。

 

川上さんは、僕のお世話になってる金吾さんと同級生で、高校の友人の剣道の先生をしていた知り合いの知り合いだ。

 

声をかけていただき、一緒に棚田を観に行った。

 

この棚田を貸してもらえるようになった。

 

細かいことはこれから詰めていく。

 

話を聞くと、もう何年も使ってないようだ。

 

また、そのあたりにいた人達に話を聞くと、周りの田んぼも後継者が居らず、辞めるという人がいた。

 

この風景を無くしてしまうのは、とても残念だ。

 

僕が力になれるのなら、その方がいいと思った。

 

 

前から棚田で米を作ってみたかった。

 

それが、こんな早く話がくるなんて、本当にありがたい。

 

そうそう、今日は、ずーっと手に入れたかった米糠を200キロぐらい安く購入できた。

 

いろんな方の協力があり、農業を始めて、本当にうまく進んでいると思う。

 

正直、順調すぎるかもしれない。

 

"勝って兜の緒を締める"ということわざがある。

 

ここまで、順調に来ているからこそ、ここで自分がこれから何をしたら致命傷になるか考えたい。

 

 

まず、松本啓が農業をする上で、大事なのは、婆ちゃんの存在だ。

 

確かに、婆ちゃんから、農作業は一切習ってない。

また、経営に関しても一切口出しはないので、のうぎをやる上では全く婆ちゃんが居なくても問題ない。

 

ただ、これまで、婆ちゃんがこれまで土地の管理や税金関係など全てやっているので、今すぐ婆ちゃんが居なくなったら、正直きつい。

 

だから、婆ちゃんが無理して仕事をして、体調を壊さないように、僕の方でも一緒にケアしていく必要がある。

 

他に、気をつけないといけないことは、僕自身のケアだ。

 

特に睡眠時間はしっかりと取りたい。

 

学生のころは、夜通しで読書や勉強しても全然平気だったが、今は次の日に影響が出る。

 

体を使う仕事だから、休むときはしっかり休むのも仕事だ。

 

長期戦なので、焦らずじっくりやっていきたい。

 

最後に、ここがしっかりと考えないといけないところだが、最初の数年は、売上を求めすぎないことだと思う。

 

売ることに使う時間よりも、作物をしっかりと作る時間に当てたい。

 

時間は有限で、売る時間に時間を使ったら、必然的に作る時間は減ってしまう。

 

今、大事なのは、作ること。

 

この数年は、売上が出なくても、野菜をしっかりと作ることを最優先にしなければならない。

 

売上は、後から絶対についてくると思う。

 

黒字化するまでに3年はかかるだろう。

 

てか、そのぐらいゆっくりと、でも、確実に形にしていく方法を取りたい。

 

売ろうと思えばもっと売れるけど、今はその時間よりも、作物や土や草と向き合う時間を大切にしたい。

 

使わなかったら、お金は減らないのでなるだけ無駄な出費はせずに、野菜を作ろうかな。

 

まとめると、婆ちゃんの健康に気を使いながら、無理をせずに、無理して売らずに野菜をしっかりと作る。

 

こうしておけば、大きく致命傷を負うことはないと思う。

 

5年後、10年後が楽しみだな。