佐賀の新米農家、ど田舎から

佐賀の新米農家です。日々、気づいたことを日記としてかけたらいいなと思ってます。

漁師という半端なくきつくて最高に贅沢な職業

昨日学んだことは

 

漁師の仕事は半端なくきついということ。

 

いやー、あまりにも、きつすぎた。

 

ほんと、びびるレベルで。

 

 

「太良で漁師さんの手伝いしようよ!」

 

3月ごろかな?

 

いつもお世話になってる一生さんから連絡来た。

 

13日と14日。

 

そして、軽いノリで誘いを受けてしまった。

 

 

そのあとから

 

「朝5:30集合ね!」

 

そんなこともあり、一昨日は朝3:30に起きて3:50に伊万里から太良へと向かった。

 

4:30ぐらいだったかな。

 

急に、

 

「今日シケて海に出られんけん中止」

 

と連絡が。

 

笑ってしまった。

 

その分、家で作業ができたり、勉強できたからよかった。

 

漁師は、ほんとに天候に左右される仕事だなと改めて感じた。

 

そして、昨日は作業ができた。

 

5:30の朝。

 

カッパを着て、長靴を履いて、帽子を被って海へ

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これから日が出てくる気配を漂わせてる早朝の海と空はすごく綺麗だった。

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やったことは、タケぬき。

 

ひたすら、海苔を養殖するためにつかっている棒を抜くこと。

 

偶然にも4年前に熊本の震災のボランティアを一緒にした御厨さんも一緒だった。

世間は狭いな。

 

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もうびっくりするほど重労働で疲れた。

 

まず、労働環境。

船の上だから揺れるし、カッパ着てるから動きにくいし、日差しもガンガン照ってくる。

 

そして、作業。

 

重いものを引き抜いて、掃除して、並べる。

 

この単純な作業を何度も何度も何度も繰り返した。

 

終わったのが5時だったので、相当な本数のタケを抜いた。

 

体力的にも、精神的にも、めちゃくちゃ疲れた。

 

多分、漁師の仕事はもうしないかもしれない。

 

だって、休憩してるとき、野菜のことがずーっと気になってた。

 

僕は農民だ。

 

ただ、この漁師の作業を手伝ったことで考えた。

 

全ての事を忘れて、タケについてるフジツボをいかにして取るかってことだけを一日中考えていた。

 

「おぉー!フジツボ来たー!!うわー、今度はついてない。張り合いがないねー」

 

そんなほんとにくだらないことに一喜一憂してた。

 

「ヨイショ!ヨイショ!」

 

別に声出さなくてもいいところで、元気に声かけあって笑ってた。

 

 

 

「ここ数日、今回の社会で起きていることで、未来について、ずーっと考えてたけど、パイプとフジツボだけのことだけを考えた一日だった」

 

と一生さんが言っていた。

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なんか、ここにヒントがあるような気がした。

 

僕らはあまりにも世界が大きくなってしまった。

 

いろんなものがオンライン、オフラインで繋がりすぎて、あらゆるものが自分の人生、時間に関係するようになった。

 

これまで日本の9割は農民だった。

 

心配事は、自分たちができること、自分たちができないことがはっきりしていた。

 

作った米を盗まれたり、村の誰かが襲われたり、問題が目に届く範囲だった。

 

一方で、天気や疫病はよくわからないことなどの、自分たちじゃどうにも出来ないことには、神様に任せていた。

 

事あるごとに、祭りがある百姓文化。

 

きっと、神様が近かった。

 

今はどうだろう?

 

目の前のことが複雑なった。

 

あらゆるものが遠くのものと密接に繋がっていて、車は石油は外国から輸入してるから、どこかの国の勝手な事情で僕らの普段の生活が出来なくなる。

 

なんかいろいろ書いてみたけど、まだ考えはまとまってない。

 

 

今回、漁師を手伝って、ほんとにこの仕事は大変だということを痛感した。

 

あらゆるものが関係して複雑化しすぎた今、何者にも脅かされず、目の前の単純なことに没頭できる環境にある人は最高の贅沢な時間を過ごしていると思った。

 

きっと、農家もそんな職業だと思う。

 

一緒に農作業しませんか?

 

楽しいっすよ!最高に。

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